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- どん底から復活の兆しは… 笹生優花が明かした意外な習慣「ルールブックを読んでいます」
昨季は10試合連続予選落ちなど苦しみランキング132位に沈んだ笹生優花(さそう・ゆうか)。それでも焦りはなく、「ルールブックを読む」など地道な積み重ねを続けながら、自分のゴルフを信じて復調のきっかけを探している。
苦難の2025年シーズン
◆米国女子プロゴルフ
ホンダLPGAタイランド 2月19~22日 サイアムCC オールドC(タイ)6649ヤード・パー72
「焦っても良くならないですし、焦る理由もない。焦るより、やらないといけないことに集中してやっていくしかないです」
昨季の米女子ツアーについて問われた笹生は、そう言い切った。
数字だけを見れば、周囲がその状況を危惧するのも無理はない。シーズン中盤には10試合連続予選落ちという、これまでにない苦境を経験。ポイントランキングは132位に沈み、上位80人に与えられる「カテゴリー1」のシード権を喪失した。

ただ、この結果が彼女の主戦場を奪うわけではない。2021年、そして2024年の「全米女子オープン」を制した笹生には、メジャー優勝者としての強固な権利がある。同大会の10年間出場権に加え、他のメジャー大会への5年間出場権、そして2029年まで保持されるツアーの長期シードがある。2026年シーズンも実質的には、ほぼすべての試合に出場可能な立場に変わりはない。
出入りの激しい初日も「焦る理由はない」
ショットが安定せず、ゴルフ全体がかみ合わない。今も不調を引きずっているのではないか――。
そんな中で迎えた2026年シーズン。30度を超える暑さの中で行われた「ホンダLPGAタイランド」初日、笹生は4バーディー、2ボギー、2ダブルボギーの「74」で回り、2オーバーの62位タイで滑り出した。
「いいところもあれば悪いところもあって……安定しない一日でした」と振り返る通り、出入りの激しいゴルフとなった。
14番では8番アイアンのショットをピンに絡め、続く15番ではアプローチをピタリと寄せて連続バーディーを奪う見せ場も作ったが、全体としては手応えをつかみきれなかった。
スイングの迷いを問われると、「迷っているところはあまりないです。うまくいっていないですけど、スイング中にあれこれ考えているわけでもないんです」と淡々と語った。
ゴルフとはそういうもの――。いい時もあれば悪い時もあると受け止めており、焦りは見られない。不調の要因についても、明確に一つの原因を挙げるタイプではない。
そこから脱出する方法について尋ねると、こんな答えが返ってきた。
「整え方ですか? 人によるんじゃないですか。ご飯を食べて幸せを感じる人もいれば、自分はそこまで食にこだわりもないですし。たくさん食べますけど、特別にこれが食べたいというのもないです」
多くの選手が食事や観光で気分転換を図る中、彼女は「こだわりがないのがこだわり」とも言える自然体を貫いている。シーズン中は常に練習や準備に追われ、心からリラックスできるのは「寝ている時か、家にいる時くらい」と笑った。
「ゴルフのルールブックが愛読書」
そんな彼女がいま、人知れず没頭しているのが意外な一冊だ。
「本も読みますが、最近はゴルフのルールブックを読んでいます(笑)」
冗談のようにも聞こえるが、周囲の友人によれば「4冊くらい持っている」といい、ルールを繰り返し読み込んでいるという。
スイングの悩みを誰かに相談したり、SNSに逃げ込んだりすることもない。ただ黙々とルールを学び、技術を磨き、自らの足元を固めている。
「(どこが悪いか)わかっていたら、今すぐいいプレーができていると思います。大きく変わっていることはないですし、ちょっとかみ合えば良くなってくるんじゃないかな」
結果はあとからついてくる――。
「全米女子オープン」を2度制した24歳は、他人の評価や数字に惑わされることなく、自分だけの「正解」を探し続けている。(タイ・チョンブリ/キム・ミョンウ)
笹生 優花(さそう・ゆうか)
2001年生まれ、東京都出身。フィリピン生まれで日本人の父・正和さんとフィリピン人の母・フリッツィさんの間に生まれた。8歳でゴルフを始め、アマチュア時代から「アジア大会」の女子個人戦で金メダル(16年)、「オーガスタ女子アマ」3位(19年)など活躍した。19年にJLPGAのプロテストに合格し、20年「NEC軽井沢72ゴルフ」でツアー初優勝。21年には「全米女子オープン」で畑岡奈紗とのプレーオフを制し、メジャー初制覇を遂げた。同年の「東京五輪」はフィリピン代表として出場したが、その後日本国籍を選択。24年「全米女子オープン」でメジャー2勝目を挙げた。国内ツアー通算2勝、米ツアー2勝。
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