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池田勇太“特注スリータックパンツ”で万感ジャンボ追悼ショット 「憧れ、目標、尊敬、夢、師匠、スーパースター、そのすべて」
4月8日、国内男子ツアー開幕戦「東建ホームメイトカップ」の会場で“ジャンボ”こと尾崎将司さんの追悼セレモニーが行われた。
ジャンボに感謝とともに男子ゴルフの発展誓う
国内男子ツアーの開幕前日である4月8日、昨年12月23日に死去した“ジャンボ”こと尾崎将司さんの追悼セレモニーが行われました。
場所は開幕戦「東建ホームメイトカップ」の会場である東建多度カントリークラブ・名古屋の1番ティーイングエリア。ここに現役のツアー選手18人が参加して、ジャンボさんが生前使用していたオウンネームボールを打ち、故人を偲びました。
日本ゴルフ界の発展に寄与したジャンボさんに選手一同の感謝と敬意を表し、その思いを次世代へと継承するのが目的とあって、JGTO(日本ゴルフツアー機構)からはマスターズで渡米中の諸星裕会長に代わって倉本昌弘副会長も出席。セレモニーの冒頭には故人の長男で、喪主を務めた尾崎智春さんが大会関係者、参加選手に感謝の言葉を述べました。

現役ツアープレーヤーを代表し、選手会会長の阿久津未来也は次のようにあいさつしました。
「自分自身にとってはずっとテレビの向こう側の方でしたけれども、先日のお別れの会、それから本日こうしてセレモニーに参加させていただいて、いかに尾崎将司プロが日本のゴルフ界にとって偉大な選手であったかというのをあらためて実感しています。このセレモニーは、そんな尾崎将司プロに感謝の意を伝えると同時に、これからの男子ゴルフ界の発展を決意する場でもあると思っています。今日参加していただけました選手と皆さんに、心を込めて取り行っていただきたいと思います」と、ジャンボの遺志を継ぎ、国内ツアーを盛り上げていくことを宣言しました。
「まず体を治せ、そして技術を学びに来い」
その中で、最も目を引いたのがジャンボに強い憧れを抱き、プレーするウエアにもジャンボファッションを取り入れていた池田勇太です。今回のセレモニー用にスリータックで裾はダブル、後ろのポケットには「33」があしらわれた「ジャンボ仕様」のスラックスを準備。大好きな紫のセーターにシューズも同色のコンビでコーディネートをするという凝りようで、ジャンボのトレードマークだったポケットに突っ込んだ手から小指だけを出すポーズまで再現してくれました。

池田は2月5日、ジャンボの故郷である宍喰(徳島県海部町)で行われた納骨式と四十九日法要にも前日から泊まり込んで参列していました。それだけにジャンボと最も親交のあった現役プロとして、あいさつの場に立ちました。
「ジャンボさんは私にとって憧れ、目標、尊敬、夢を与えてくれる人。師匠、スーパースター、そのすべてです。小学生の頃、毎週末テレビに映っていたジャンボさんはゴルフもしゃべりもすべてかっこいい。そんなジャンボ尾崎に憧れてプロゴルファーを目指し、今日があります」と池田はあふれ出る思いを口にして、さらにこう続けました。
「私が初めてジャンボさんとプレーしたのは2003年、当時17歳。地元・袖ケ浦CCで開催されたブリヂストオープン最終日です。当時、1番ティーにはジャンボファンがあふれんばかりに押し寄せて、その中でジャンボさんは平然とドライバーを振り抜くわけです。その姿がまたかっこよく、同じティーにいながら一番近いギャラリーになった気分で、その姿を目に焼き付けました」と、同伴競技者でありながらギャラリーになってしまった初ラウンドを振り返りました。
さらに、こんなエピソードも。「実は私はジャンボさんが使用していたゴルフ界における永久欠番の33番をいつか使わせていただきたいと、ずっと思っていたんです。それで私がプロ入り後の2009年に日本プロで初優勝をした際、『33を使わせていただいてもよろしいでしょうか』とジャンボさんにお聞きしたんです。そうしたら『ん? 永久欠番だぞ』と言いながら許可をいただけて、信じられませんでした。それ以来、ボールに33を刻ませていただいてます。もちろん永久に」。
自らが闘病中だった時には、ジャンボの言葉が支えになったことも。「ジャンボさんと最後にお会いしたのは一昨年でした。私はアゴの治療をしながら試合に出て予選落ちを繰り返し、最悪の状況でした。そのことをジャンボさんは気にかけてくださって、どのような治療をしているのか、どういった症状が出るのか、ゴルフにどのような影響が出ているのか、細かいところまで話を聞いてくれました。そして、『ゴルフは心・技・体ではない、体・技・心なんだ。だから、まず体を治せ、そして技術を学びに来い』と言ってもらいました。いわばどん底の私が、この言葉にどれだけ励まされたことか、本当に愛情深い方でした」としみじみと振り返りました。
最後に「感謝しています。昨年12月にはジャンボさんのエースキャディーの佐野木(計至)さんに『勇太に伝えておけ』と伝言を託してくださいました。ジャンボさんから『俺をまだ尊敬しているのか』と聞かれたことがあるんです。いつものジョークですが、私の永遠の憧れは、一生私の心の中に生き続け、尊敬し続けます。それが私の“ジャンボ愛”です。今シーズン必ず優勝し、宍喰に報告に行きます」と新たな決意で締めくくりました。
追悼ショットは18人の選手たちが3組に分かれ、6人が一斉に打つスタイル。選手たちの思いを乗せたボールは抜けるような青空にきれいな放物線を描き、30分余りのセレモニーは終了しました。
取材・文/小川朗
日本ゴルフジャーナリスト協会会長。東京スポーツ新聞社「世界一速いゴルフ速報」の海外特派員として男女メジャーなど通算300試合以上を取材。同社で運動部長、文化部長、広告局長を歴任後独立。東京運動記者クラブ会友。新聞、雑誌、ネットメディアに幅広く寄稿。(一社)終活カウンセラー協会の終活認定講師、終活ジャーナリストとしての顔も持つ。日本自殺予防学会会員。(株)清流舎代表取締役。
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