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- リブゴルフ韓国大会が開催危機!? サウジ資本撤退で相次ぐ地元スポンサー離れ… 開幕まで2週間切り漂う暗雲
5月28日から予定されているリブゴルフ韓国大会の開催が危ぶまれている。メインスポンサーであるサウジアラビアの政府系ファンド「PIF」の撤退が明らかになって以降、韓国企業も支援に及び腰になっているようだ。
冷え込む韓国企業の反応…背景に「PIFの支援終了」
サウジアラビアの政府系ファンド「PIF」を背後に、ゴルフ界の秩序を揺るがしてきた「リブゴルフ」。その韓国大会の開催が、開幕まで2週間を切る中で深刻な危機に直面しているという。
韓国メディア「イーデイリー」は15日、今月28日から釜山のアシアードCCで開催される「リブゴルフ・コリア(賞金総額3000万ドル)」について、「国内スポンサーの確保が極めて困難な状況にある」と報じた。
記事によれば「スポンサードの話が進んでいた一部の大企業は、最終名簿から外れ、現在は釜山・慶尚南道地域の企業2~3社の後援が確定した状態」だという。

さらに今回のスポンサー離れの決定的な要因については、「PIFによる支援終了の発表の影響」を挙げた。
スポンサー検討を行っていた企業関係者は、同メディアの取材に対し次のように内情を明かしている。
「今年初めからリブ側と接触し準備を進めていたが、4月末にPIFの支援終了が発表された後、内部の雰囲気が変わった。検討の末、後援に参加しないことに決めた」
巨額の資金力を武器に、既存のツアーを圧倒する演出と高額賞金で注目を集めてきたリブゴルフだが、その主柱であるPIFが手を引くとの報道は、企業側に「ツアーの持続性」への強い不信感を抱かせた形だ。
昨年の不振も影響…現場に漂う「異常な雰囲気」
興行面での不安も拭えていない。昨年、仁川で開催された第1回韓国大会ではチケット販売が想定を大きく下回り、開幕直前には招待券が乱発される事態となった。その結果、主要スポンサーであった韓国最大級のEC・配達プラットフォーム「クーパン(Coupang)」も今年から手を引いている。
目標としていたスポンサー料が集まらないことで、大会運営そのものへの影響も懸念されている。記事では、一部の協力業者で運営予算の調整が行われるなど、「現場の空気が一変した」と伝えている。さらに韓国ゴルフ関係者は「積極的に投資していた昨年の大会準備過程と比較すると、雰囲気は明らかに違う」とも語っている。
かつてのマネーゲームの主役はいま、存亡の岐路に立たされていると言っても過言ではない。莫大な資金を掲げ、世界のゴルフ界を揺るがしたリブゴルフの勢いがなくなってきているのは明らかだろう。
記事は「リブゴルフ側は依然としてアジア市場拡大の戦略的要衝として韓国を重視しているが、国内企業の反応は極めて冷淡だ」と締めくくっている。今季から前身の「アイアンヘッズGC」を改組してアン・ビョンフン、ソン・ヨンハン(宋永漢)らを擁する「コリアンGC」が発足したばかりだが、残り2週間を切った韓国大会は無事に開催されるのだろうか。
文・金明昱
1977年生まれ、大阪府出身の在日コリアン3世。新聞記者として社会・スポーツ取材など幅広い分野を担当。その後、編集プロダクションを経てフリーに転身。2010年、サッカー北朝鮮代表の南アフリカW杯出場決定後、日本メディアとして初めて平壌で代表チームを取材し、『Number』に寄稿。2011年から女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子プロとも親交を深める。現在は女子ゴルフとサッカー、アスリートインタビューなどを中心に雑誌やWEB媒体に寄稿。著書に「イ・ボミ 愛される力」(光文社)。
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