シード復帰に燃える堀琴音が今年3回目のトップ10入り!
プロ8年目。まだレギュラーツアーで優勝がない堀が、今大会はあわや優勝かと思わせる好プレーを見せ、10位と好成績を収めた。
初日は2オーバーの75位タイと出遅れたが、2日目は68で予選を通過。さらに最終日は6バーディー、2ボギーの68で通算6アンダー。見事トップ10フィニッシュを決めた。
最終日に一時は首位に並び、優勝への期待も大きくふくらんだ。しかし、堀自身はそこまで意識していなかった。
「(優勝は)全然思ってなかったんですけど、でも最後がもったいなかったですね。バーディーを獲りたかったんですけど、ちょっとがっついちゃったせいでボギーになっちゃった。そこが残念です」
最終18番パー5でのボギーを悔やんでいた。優勝した申ジエが後続を大きく引き離したとはいえ、最後はバーディーで締めくくりたかった。
レギュラーツアーで上位争いでの悔しさをようやく感じられるようになっただけでも、ここ最近の堀はプレーも精神的にも安定感が増している。
「最近は少しドライバーが曲がっていたんですけど、今週に入ってからかなり治まってきました。そうしたらアイアンも良くなってきて、調子は上向きかなと思います」
2015年に賞金シードを獲得してから、2016年の日本女子オープンでは2位に入るなど、初優勝の期待、注目度も高かった堀。2018年からシードを失い、スランプに陥ったが、今年に入ってからはトップ10入りが3回と復調の気配を見せている。
今後の目標についても、「初優勝を目指しながら、とりあえずシードを目指して1試合1試合、頑張るのみです」と意気込む。2019年シーズンで150位だった賞金ランキングも現在79位。完全復活に向けた準備は整いつつあるようだ。