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- 「二桁優勝が目標」今季7勝目の稲見萌寧 狙うは不動裕理の年間10勝
東京五輪銀メダルの稲見萌寧がニトリレディスでの4日間を通算16アンダーとし、逆転優勝を果たした。今季は2020年との統合シーズンだが、シーズン7勝目は国内女子ツアーで4人目の快挙となった。
3打差逆転の稲見萌寧がツアー4人目の年間7勝を達成
東京五輪で銀メダルを獲得した稲見萌寧が、またもや主役の座を奪った。
3日目を終えた時点で、首位の全美貞とは3打差。優勝の可能性を残して迎えた最終日は、自分の持ち味をいかんなく発揮した。
出だしの1番から10メートルのバーディーパットを沈めると、5番の第2打はピンに当たるスーパーショットで20センチにつけてバーディー。6番でもバーディーを奪って、全美貞を抜いて単独トップに立った。
後半に入っても10番と15番でバーディーを奪取し、ノーボギーの完璧なラウンドで通算16アンダーで逆転優勝を果たした。
2020年とのツアー統合ではあるものの、今季7勝目は不動裕理(2003、04年)、イ・ボミ(2015年)、鈴木愛(2019年)以来、4人目の快挙。破竹の勢いで勝利数を重ねるが、稲見自身はいたって冷静だ。
「逆転優勝できた一番の要因は、最終組で回らなかったところかなと思っています。ピリピリした感じは少し免れたかなというのはあります。結果自体はそんなに悪いわけじゃないのですが、自分の内容、打っている感覚や狙ったところに出てる、出てないっていうのがあまり調子よくないと感じているので…」
優勝という結果には満足しつつも、どこか自分のゴルフにしっくりくるところがないという。どこまで完璧を求めるのかは個人差があるが、ゴルフにどん欲だからこその発言だろう。より高みを目指す向上心の塊のような選手だ。
稲見萌寧が狙う国内メジャー優勝と年間二桁勝利
2020年と統合された今シーズンの国内女子ツアーは、次で40試合目となる。終盤に向け長丁場の戦いは続くが、稲見は「やっていることはずっと毎年同じなので、あまり特別な意識とかはありません」と、普段通りに戦い抜く気持ちでいる。
今季7勝でも賞金ランキングはいまだ2位。今季5勝の小祝さくらが同1位だが、賞金総額の差は約214万円までに迫った。マネークイーンの称号も大事だが、それ以上に稲見が狙っているのが、国内メジャー大会での優勝とシーズン二桁の勝利数だ。
「(二桁優勝は)周囲から言われるようになって意識するようになりました」
これまで1シーズンでの二桁勝利は、2003年に不動裕理が挙げた年間10勝が唯一。今年の稲見の勢いがあれば、今も破られていない偉大な記録に並ぶのも不可能ではなさそうだ。
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