若手が台頭するなか黄アルム、下川めぐみのベテラン2人が首位
通算7アンダーで首位に立ったのは、この日4つスコアを伸ばした黄アルムと、2つスコアを伸ばした下川めぐみの2人。

ツアー5勝の33歳と、未勝利ながら戦い続ける38歳のベテラン2人が、しぶとい戦いを続けている。
これに続く通算5アンダー3位タイには、新垣比菜、大出瑞月がつけている。
シード権がかかった最後の試合、大王製紙エリエールレディスで優勝争いをしながら2位タイに終わり、賞金ランキング57位でシードを逃した福田真未はこの日4つスコアを伸ばして通算4アンダー。16位から5位タイに浮上している。
過去の例から、6月に行われる予定の第1回リランキングまでの出場順位を決めるQTファイナルステージで30位以内に入れれば、ほとんどの試合に出場できる。
出場選手には、シード権を落とした者や今年、プロテストに受かった者、ファーストステージから勝ち上がった者など96人が出場している。
この日ベストスコアの7アンダーを叩き出したのは、6月のプロテストに合格したばかりの18歳、桑木志帆だ。11月のプロテストに合格した尾関彩美悠や佐久間朱莉、ツアー1勝の葭葉ルミらと並ぶ通算1アンダーで17位につけている。
ツアー通算23勝で2007年賞金女王の横峯さくらは、1つスコアを落として通算3オーバー42位タイ。今年2月に第1子を出産し、復帰後、日本ツアーと米ツアー優勝を目指しているだけに「あと1日あるのでアンダーで回れれば」と、最終日の追い上げに賭ける。
一方、苦しい展開となったのはツアー13勝の成田美寿々だ。この日6つスコアを落として通算9オーバー。44位タイから77位タイに転落。最終日は猛チャージが必要になってしまった。
6月に揃ってプロテストに合格した注目の岩井ツインズは、姉・明愛が通算5オーバー59位タイ。妹・千怜が通算11オーバー88位タイとそろって苦戦している。