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- 「そういう選手じゃないだろ?」5勝目・渡邉彩香を変えたサポートチームの“本音”
渡邉彩香が通算11アンダーで並んだ高橋彩華とのプレーオフを制して、ツアー通算5勝目を飾った。昨年2月に結婚し“ミセス初V”となった。
「夫とグリーン上で写真撮るのが密かな夢だった」
◆国内女子プロゴルフ<ほけんの窓口レディース 5月13~15日 福岡カンツリー倶楽部 和白コース (福岡県) 6299ヤード・パー72>
ほけんの窓口レディースの最終日。首位で出た渡邉彩香は6バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの71で回り、通算11アンダーでホールアウトすると、同じスコアで並んだ高橋彩華とのプレーオフに突入した。

プレーオフ2ホール目。カップまで残り15メートルのバーディーパットを渡邉は強気でヒットした。ボールはカップに向かって転がり見事にカップイン。「見たか!」と言わんばかりの表情とガッツポーズに勝利への貪欲さを見た。
一方の高橋彩華はそのパットを見て、「見事」と言わんばかりにグリーン上で笑うしかなかった。高橋がバーディーパットを外して勝負あり。渡邉が今季初優勝、ツアー通算5勝目を手にした。
「まさかあんなに綺麗に入るとは思っていなかったので。でもラインの強さと自分の思った通りに打てた完璧なパッティングだったと思います」
また、渡邉にとってうれしいのは、昨年2月に柔道家の小林悠輔さんと結婚して“ミセス初V”となったこと。
「同じアスリートとして気持ちは分かってくる部分は大きい。今大会前の試合でも予選落ちした時に珍しく色んな話をしたので、本当に助けてもらっている部分はかなり大きいなと思っています。初めて優勝を目の前で見たので『すごかった!』みたいなことを言っていました(笑)。グリーンサイドで(旦那さんが)待っててくれる姿を見たらよりうれしさを感じたので、心強い存在だなと思いました。優勝したらグリーン上で一緒に写真撮ったりしている海外の選手を観ていて、密かな夢だったので、出来て良かったです(笑)」
優勝を決めた瞬間、夫と抱き合って喜んだ渡邉。大きな支えになっているのは間違いない。
「信頼するチームが出来上がった」
家族の支えも大きいが、渡邉のプレーに攻めの姿勢が随所に見られたのが印象的だった。近年は“黄金世代”以降の若手の台頭で、ベテラン勢はその勢いに押され気味。29歳の渡邉も経験値が増えるほど、攻め方に慎重になる部分もあった。
現在はキャディー、マネージャー、トレーナー、コーチ、メンタルコーチと渡邉の6人で一つのチームを組んで、ゴルフに取り組んでいる。
「去年の後半からより密にいろいろ連絡をとったり、オンラインで話をする機会が増えて、自分もいろいろ信頼して、本音でぶつかれるようになってきた」と振り返る。
そこで指摘されたのが「思い切りが足りない」ことだった。
「チームの人たちと話して、思い切りがないんじゃないかなという話をしてました。今年は信頼するチームが出来上がったと思っています。スイングどうこうよりも思い切りがなくて、安全に行こうとしているんじゃないか、そういう選手じゃないだろ? と気づかせてくれて。OB打っても2個バーディー獲ればいいわけだし、そういうのを恐れてやるなという話をしてもらって、切り替えられました」
ツアー屈指の飛ばし屋は、プロデビュー当時に比べて、いつの間にかこじんまりしたプレーが目立つようになった――と、チームのメンバーは渡邉に本音で指摘した。
もちろん、そう言われて気分がいいものではないはずだ。ただ、それを受け入れる度量と練習の成果が2年ぶりの優勝につながった。
「今では“ベテラン”という感じになっていると思うので、いろいろ経験したものを生かして、もっといい試合をたくさんしたいなと思っています。日本のツアーで頑張っている以上は1番になりたい。まだまだ試合はありますし、トップを目指して頑張りたい」
公私ともに充実した日々を過ごす渡邉。若手にはまだまだ負けていられない。
渡邉 彩香(わたなべ・あやか)
1993年生まれ、静岡県出身。2014年のアクサレディスでプロ初勝利。持ち前のドライバーの飛距離を武器に、翌年はツアー2勝を挙げて賞金ランキング6位と活躍。その後、スランプに陥るが、2020年のアース・モンダミンカップで復活勝利を挙げた。ツアー通算5勝。大東建託所属。
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