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- ガケっぷちの脇元華が暑さに負けず好スタート!「今週は死ぬ気でやります!」
シードを持たず、QTランキングが低い選手は、推薦出場に頼らなければいけない。しかし、その試合数は8試合と限られている。次戦終了後には第1回リランキングが行われるが、脇元華は今週が出場8試合目のとなる。つまり、これが事実上の前半戦最後の戦いになるのだ。
リランキング順位43位の脇元華が4アンダー発進
13時時点で35.2度を記録した「資生堂レディスオープン」初日。
どの選手もその暑さに参っていたが、数字だけで判断してはいけない。昨年8月、猛暑の中で東京五輪を経験した稲見萌寧によれば、「五輪は暑さだけでしたが、今日は湿度が加わったぶん、大変でした」と、ホールアウト後はもうろうとした表情を見せていた。確かに湿度51%は8月と比べたら間違いなく高い。

そんな厳しいコンディションだが、朝イチのスタートとなれば少しはマシになる。しかし、そのチャンスを生かせなかったのが、脇元華だ。
「インコースの7時スタートでしたが、暑さはもちろん、最初のハーフは風もなかったんですよ。自分としてはガンガン攻めたかったのに結局パープレーで……」
脇元は今大会に相当な意気込みで臨んでいた。というのも、昨年のファイナルQTに失敗したため、今季は8試合の推薦出場でしかツアーに参戦できないのだ。それを活かして前半戦のリランキング順位を上げれば、後半戦での出場も可能になる。現在の脇元のリランキング順位は43位と、このままでは後半戦の出場は難しい。
「私にとって、今週は8試合目なんです。なんとかリランキングで30位ぐらいにまで上げとかないと」と脇元。
前半を終えたとき、改めて自分の立ち位置を考えた。「こんなところでモタモタなんてしていられない」。後半はある意味開き直って、さらにアグレッシブに攻めることにした。
その決意どおり、折り返しの1、2、3番でいきなり3連続バーディーを奪う。さらに、最終9番パー4でもバーディー。どれもティーショットでドライバーを握り、果敢に攻めたことが功を奏した。
結局、この日は68の4アンダーでホールアウト。今大会はもちろん優勝を狙いたいところだが、確実にトップテンに入らなければいけない。その点ではまずまずの好位置だ。
実は、大会前にあることに気がついたという。ドライバーショットでのボール位置がいつもより左サイドに寄っていたのだ。「自分の感覚とのズレが原因だったと思います」と脇元。何を隠そう、それを指摘したのは帯同キャディの古賀雄二さんだった。
ボールの位置を戻したところ、ドライバーショットが真っすぐ飛ぶようになったという。また、古賀さんはラウンド中も弱気になりそうな脇元を励まし、積極的にバーディーを狙っていこうと、メンタルを支えたという。
南国の宮崎で生まれ育った脇元だけに、暑さには強いかと思われたが、「全然関係ないです! 私も皆さんと同じ人間なんで」と、やはり暑さは我慢できないようだ。この日は氷のうを持ってスタートしたが、氷が前半で溶けたのでハーフターンの際、新たな氷を入れようとしたところ、時間がなくてそれが叶わなかった。
4日間大会のため、いつものような待ち時間がないうえ、トップスタートだったことが災いした。「もう後半は日傘と気合いだけで乗り切りました」と脇元。まだ大会は3日間残っているが、ガケっぷちに立たされている状況も気合いでなんとか乗り切りたいところだ。
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