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- 優勝争いも伸ばせなかった畑岡奈紗 ディフェンディングの次戦に爆発なるか
米女子ゴルフのCP女子オープンは28日、カナダのオタワ・ハント&ゴルフクラブで最終ラウンドが行われた。9位から出た畑岡奈紗は3バーディー、3ボギーの71と伸ばせず、通算11アンダーで13位タイに終わった。
最後まで「ショットとパットかみ合わず
◆米国女子プロゴルフ<CP女子オープン 8月25~28日 オタワ・ハント&ゴルフクラブ(カナダ) 6709ヤード・パー71>
米女子ゴルフのCP女子オープンは28日、カナダのオタワ・ハント&ゴルフクラブで最終ラウンドが行われた。9位から出た畑岡奈紗は3バーディー、3ボギーの71と伸ばせず、通算11アンダーで13位タイに終わった。
試合は3位スタートのポーラ・リトー(南アフリカ)が最終日は前半で5バーディーのロケットスタートに成功。通算19アンダーに伸ばし、ツアー9年目にして初優勝を果たした。
リトーは「ずっと緊張していた。いつかは勝てると思ってプレーしていた。夢がかなってうれしい」と喜びを爆発させた。
畑岡は出足の1番でいきなりつまづいた。グリーンをショートし、アプローチを1メートルにつけながら、このフックラインをポロリと外す。5番ではピン右1メートルにつけるスーパーショットを見せて1パットのバーディー。7番でもラフから3メートルにつけて1パットのパーセーブと、フラストレーションのたまるゴルフが続き、なかなかスコアが伸ばせないまま前半を折り返した。
後半も12番でバンカーにつかまり、4メートルと寄せ切れずボギーが先行。13番では50センチのショートパットを外し連続ボギーと、苦しいゴルフが続いた。しかし14番で奥から4メートルを決めると、続く15番でも1.5メートルにつけて連続バーディー。再び借金を帳消しにしたが、結局この日はイーブンパーの71でホールアウト。上位進出はならなかった。
9位から13位への後退とあって、畑岡自身もいまひとつさえない表情。
「今日はスコアを伸ばして終わりたかったけど、ショットとパットもかみ合わず、71というスコアは残念でした」と悔やんだ。ただ、課題も見つかった。「左に巻くボールが何ホールか出たので、カットボールの練習が必要だと思う」と、調整が急務であることを口にした。
というのも、来週は特別な試合。畑岡の連覇がかかるデーナオープンがオハイオ州ハイランドメドウズGCで開催されるからだ。昨年は畑岡が初日、爆発的な61をマーク。2日目69、3日目64と好スコアを重ねた相性のいいコースだ。雨により大会は54ホールに短縮されることとなったが、結局畑岡が2位に6打差をつけ、LPGAツアー4勝目を挙げている。
それだけに畑岡も「来週はディフェンディングチャンピオンとして戦う試合ですし、その翌週は新しい試合。オハイオでプレーできるのが楽しみです」と極めて前向き。ショットを立て直しての連覇に期待がかかる。
古江彩佳は2バーディー、3ボギーの72とスコアを1つ落とし、通算6アンダーで45位タイに終わった。こちらも「バーディー獲ってすぐボギーという流れで、もったいなかった。チャンスが少なかったのは反省点だと思います。切り替えて、来週は来週で自分のプレーができるように頑張りたい」と古江もオハイオシリーズでの巻き返しを誓った。
畑岡 奈紗(はたおか・なさ)
1999年1月13日生まれ、茨城県出身。2017年プロ入り。渋野日向子、原英莉花らツアーを席巻してる「黄金世代」の一人。2016年「日本女子オープン」で史上初のアマチュア優勝を成し遂げ、2018年の「ウォルマートNWアーカンソー選手権」で米ツアー初優勝を日本人最年少で達成。アビームコンサルティング所属。
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