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- “入れていい池”を見極めて大叩き回避! ツアーキャディーが教える“目のつけ所”
多くの男女ツアープロのコーチを務め、ゴルフ中継で解説も務めている石井忍が、国内外ツアーで気になった選手やシーンをピックアップ。独自の視点で分析します。今回注目したのは、国内女子ツアー「ゴルフ5レディス」でのテレサ・ルーのマネジメントです。
池に入れた場合にドロップするライを考える
9月2~4日、千葉県のゴルフ5カントリー オークビレッジで開催されたゴルフ5レディスの練習日。テレサ・ルー選手の練習ラウンドに帯同してコースを歩いていたときのことです。10番ホールをプレー中、彼女のキャディーを務めていた河戸映氏がこんなことを言っていました。

「この池は、入れちゃいけない池ですね」
10番ホールは、打ち下ろしの真っすぐなパー4。左サイドに大きな池があります。このホールに限らず、池があるシチュエーションなら、誰もが「池に入れてはいけない」と思うのが当然ですよね。それなのに、なぜ河戸キャディーはあえて「入れちゃいけない池」という言い方をしたのでしょうか。気になった私は、「どういう意味ですか?」と尋ねました。
「例えば、先週の2番ホール。あそこなら左の池は入れてもOKですよね」
ゴルフ5レディスの前週はニトリレディス。開催コースは北海道の小樽カントリー倶楽部でした。2番ホールは短めのパー4で、フェアウェイの両サイドに池があるレイアウトです。
河戸キャディーはこう続けました。「左サイドの池の周辺は、フラットで芝が綺麗に刈り込まれています。仮に左の池に入れても、良いライにドロップできるから3打目でグリーンを狙えますよね」
ティーショットを池に入れても、ボギーが計算できるし、3打目を良いところに乗せれば、パーセーブも可能というわけです。
「入れてもOK」と割り切れればプレッシャーを軽減できる

一方、ゴルフ5カントリー オークビレッジの10番パー4はどうでしょう。左サイドは池に向かってキツめの傾斜があり、ラフは長め。このエリアにドロップすることになり、3打目でグリーンをとらえるのは難しくなります。つまり、ティーショットを左サイドの池に入れた場合は、ダボ以上を打ってしまう可能性があるのです。
さて、小樽CCの2番はフェアウェイの左右に池があるレイアウト。このシチュエーションで、「どちらにも曲げられない」と思うのではなく、「左の池は入ってしまってもOK」と考えられれば、ティーショットのプレッシャーをかなり軽減することができるでしょう。
池やOBがあるホールは、「絶対に入れたくない!」と思うもの。しかし、それらを避けた結果、逆サイドの難しい場所などに打ち込んで何打も費やし、池やOBにつかまったときよりも大叩きしてしまうケースもあります。
ハザードがあるシチュエーションでは、逃げることだけを考えるのではなく、「逃げようとしているエリアには何があるのか。そのエリアから次のショットは打ちやすいのか」とイメージしてみてください。ひょっとすると、「逃げた上にミスするくらいなら、池を気にせずに打った方がいい」と思うかもしれません。
開き直って振れば、ミスの可能性は少なくなるし、仮に池に入れても、「想定内の池」ならダメージも少ないはず。次回のラウンドではティーイングエリアから見える範囲で「入れていい池」かどうか観察しながらプレーしてみてください。マネジメントの幅が広がるはずです。
テレサ・ルー
1987年生まれ、台湾出身。07年から4シーズンに渡って米ツアーでシード選手として活躍。その後、10年から日本ツアーに参戦。13年には日米共催のミズノクラシックで両ツアー初制覇を達成し、15年には国内メジャーを初制覇。17年は年間4勝を挙げて賞金ランキング3位の活躍をみせた。ツアー通算16勝。太陽生命所属。
石井忍(いしい・しのぶ)
1974年生まれ、千葉県出身。日本大学ゴルフ部を経て1998年プロ転向。その後、コーチとして手腕を発揮し、多くの男女ツアープロを指導。「エースゴルフクラブ」を主宰し、アマチュアにもレッスンを行う。
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