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- 「上位に常にいられる強い選手になりたいです」 菅沼菜々は“最後はちょっと悔しい”パットで初優勝ならず
国内女子ツアー「スタンレーレディスホンダ」の最終日・最終組でスタートした菅沼菜々は、優勝した小祝さくらに1打及ばず通算11アンダーの2位タイで大会を終えた。
トップ10入りは13回目、今回も初優勝が遠かった菅沼菜々
◆国内女子プロゴルフ<スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント 10月7~9日 東名カントリークラブ(静岡県) 6570ヤード・パー72>
「今まで優勝意識して最後に一歩及ばず、っていうことが多かったので、楽しく自分のゴルフをしようと思っていました。イライラせず笑顔でプレーを心掛けてたんですけど、最後はちょっと悔しいです」
稲見萌寧と同じ1999年度生まれの菅沼菜々。悲願でもある初優勝を逃した悔しさがその表情からにじみ出ていた。
スタンレーレディスホンダの最終日を最終組からスタートした菅沼は、4番パー3、5番パー4で連続バーディー。11番パー5では3打目をグリーン奥に外すもチップインバーディーでスコアを伸ばした。さらにピンチとなった17番パー4では、3打目のアプローチを寄せてパーを奪取して優勝争いに食らいついた。
トップの小祝に1打差の2位で迎えた最終18番パー5。ほぼストレートのバーディーパットのラインを読み違えて、このホールをパーとして通算11アンダー。
「ちょっとフックかなと思って、ボール1個ぐらい右に出したんですけど、外れてしまったので、結果的には真っすぐだったかなと思います」
小祝とのプレーオフに持ち込めずに2位タイで大会を終えた。今大会で最終日、最終組は2回目と地力はついてきただけに、悔しさは人一倍大きいものだった。
「優勝を意識する位置だったんですけれど、今までこれだけやってきて勝ってないので。(最終日の最終組も)意識しちゃいけないものだと思ってプレーしたので、そこはあまり気にせずにできました。それでも早く優勝したい。なるべく上位に常にいられる強い選手になりたいです」
今季は優勝こそないが、2位が2回、3位が3回含むトップ10入りは13回。メルセデス・ランキングは9位、賞金ランキングは8位と最も初優勝に近い選手なのは間違いない。熱烈なファンも多く、優勝が期待されている選手の筆頭といっていいだろう。
1999年度生まれは“はざまの世代”とも言われるが、決してそうでないことを菅沼が証明する日は近いのかもしれない。
菅沼菜々(すがぬま・なな)
2000年2月10日生まれ、東京都出身。2018年プロテスト合格。2020-21年シーズンは賞金ランキング47位で初の賞金シードを獲得。2022年シーズンは出場4試合でトップ10入り3試合と安定感抜群。初優勝が期待される。あいおいニッセイ同和損保所属。
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