「SNSを見るのをやめた」シード復帰に正念場の河本結 雑念払い3年ぶり首位発進 | e!Golf(イーゴルフ)|総合ゴルフ情報サイト

「SNSを見るのをやめた」シード復帰に正念場の河本結 雑念払い3年ぶり首位発進

河本結がNOBUTA GROUP マスターズGCレディースの初日に会心のゴルフ。7バーディー、ノーボギーの65で回り、7アンダーで首位タイ発進を決めた。目の前の1打と自分に集中することで雑念を振り払った。

「今までは他人の事が気になっていた」

◆国内女子プロゴルフ<NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 10月20~23日 マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県) 6585ヤード・パー72>

 NOBUTA GROUP マスターズGCレディースの初日。ツアー1勝の河本結が、7バーディー、ノーボギーの65で回り、7アンダーで首位タイ発進を決めた。初日トップに立ったのは今季初。過去をさかのぼれば、2019年7月のニッポンハムレディスクラシック初日以来の首位発進だ。

会心のゴルフで3年ぶりの首位スタートを切った河本結 写真:Getty Images
会心のゴルフで3年ぶりの首位スタートを切った河本結 写真:Getty Images

「同組が仲のいい臼井麗香ちゃんと新垣比菜ちゃんだったので、楽しくプレーできてそれがいいスコアにつながりました」

 前半3つのバーディーは、5番パー4で10メートル、9番パー4で5メートルと長いパットを決めた。後半は13番パー4で1メートル、15番パー5では20ヤードのアプローチを20センチに寄せてバーディー。17番パー3は2メートル、18番パー4でも3メートルを沈めてスコアを伸ばした。

「ショットもパターのタッチも合っていました。悩むシーンも少なくて運が向いてきたと思います。成績よりもこの1打をどうするのかに集中してプレーするように気持ちを切り替えました。リーダーボードも見ていませんでしたし、悪い流れから脱出できた感じはあります」

 河本は昨年シード落ちを経験。今季もトップ10は1回で予選落ちが11試合、棄権が2試合と不調から脱出できずにいた。自分のゴルフを変えるためにさまざまなことに取り組んだ。

「プレー中のルーティンやリズムを考えるようになりましたし、私生活ではSNSを見るのをやめるようにしました。他人がしていることが本当に気になっていたので……。それも本をたくさん読んで学んだことでした。SNSを見るよりも本を読んだりして違うことに時間を使うようにしました」

 他人のことよりも自分、成績よりも目の前の1打――と、雑念を振り払うことがスコアにつながった。

「今までは嫌な部分しか目が行かなくて、“根拠のない自信”を持てずにいました」と語る河本は、「もう大丈夫」と自分に言い聞かせているようだった。

 聞けば、今季男子ツアー2勝の弟・力(りき)が「トップ5に入ったら好きなものを買ってくれる」という。しかし、ぶら下がった“ニンジン”よりも、今の河本には目の前の1打しか頭にないはずだ。

河本 結(かわもと・ゆい)

1998年8月29日生まれ、愛媛県出身。ツアーを席巻している「黄金世代」の一人。両親の影響で5歳からゴルフを始め、2018年にプロテスト合格。翌年の「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」でツアー初優勝を挙げる。弟はプロゴルファーの河本力。リコー所属。

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