トップと2打差で迎える最終日
◆国内女子プロゴルフ<NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 10月20~23日 マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県) 6585ヤード・パー72>

NOBUTA GROUP マスターズGCレディースの3日目。1番から7番まで出入りの激しいゴルフで3バーディー、2ボギーとして迎えた8番パー5。竹内美雪はピンまで89ヤードの3打目を52度のウェッジで振り抜くと、手前1.5メートルから2バウンドしてカップイン。会心のイーグルに「『やったー!』って思って。入ったのは見れていないので、ギャラリーの歓声で分かりました」と喜ぶ。
前半はショットの乱れから「首が右に傾くクセをアドレスから修正した」という竹内。8番のイーグルから流れが良くなり、その後は10番、11番、12番と3連続バーディー。14番でボギーを叩いたが、15番をバーディーとして「66」でホールアウト。自己ベストを更新したことを聞かされ「うれしい!」と笑顔を見せる。
通算10アンダーの単独3位で最終日最終組を迎える。今大会では自身が神戸出身ということもあり、地元からの多くの応援も力になった。
「ここのコースはオフでもたまに回りに来たりしているので、とてもイメージがいい」と、相性の良さも自信につながっている。
2014年のプロテストに合格し、今年27歳になる。まだ一度もシードを獲得したことがなく、ツアーも未勝利。それでも最終日はトップと2打差と逆転のチャンスは十分。
「自分ができることを精一杯やりたい。目の前のことをやるだけ。いい結果につなげたい」と、静かに闘志を燃やした。
竹内 美雪(たけうち・みゆき)
1995年12月7日生まれ、兵庫県出身。2014年のプロテストに合格し、JLPGAツアーには2017年本格デビュー。今季はQTランキング36位の資格でツアーに出場し、2度のリランキングをクリア。初のシード権獲得を目指す。エンバイロメント・プロダクト・カンパニー所属。