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- 渋野日向子19人抜き 「最終日にやると気持ちいい!」ホールインワンも飛び出したスーパーなバック9
米女子ツアーのアジアシリーズ初戦、BMW女子選手権最終日(23日、韓国・オークバレーCC)、渋野日向子がホールインワンを含む猛攻で5つスコアを伸ばし、通算7アンダー19位タイでフィニッシュした。
帰国しての2戦に期待を持たせた渋野
◆米国女子プロゴルフ<BMW女子選手権 10月20日~23日 オークバレーCC(韓国) 6647ヤード・パー72>
渋野日向子がホールインワンを含む猛攻で5つスコアを伸ばし、19人抜きを演じた。
米女子ツアーのアジアシリーズ初戦、BMW女子選手権最終日(23日、韓国・オークバレーCC)に、首位に13打差の通算2アンダー38位で“裏街道”の10番からスタート。前半はバーディーチャンスもいくつかあったが決めきれず、逆に難しいパーパットを沈めて、スコアカード通りにプレーした。
後半に入ってリズムが良くなり始める。2番パー5で左上から1メートルの初バーディーを奪うと、続く3番でも1.5メートルを沈めてみせる。
クライマックスは7番パー3。5Uで打ったティーショットは、ピンにまっすぐに向かっていく。本人はボールを見失ったが、グリーン方向からの大きな歓声に驚いた。手前3メートルに落ちたボールがスルスルとピンに向かっていき、そのままカップイン。両手を上げて歓喜した。これに気を良くした渋野は、8番もバーディーで通算7アンダー19位タイでフィニッシュ。
「いつもホールインワンすると予選落ちしたりとかしてたけど、最終日にやると気持ちいい。ホントにいいショットでのホールインワンだったからうれしかった」と、満面の笑みで話した渋野。日本で2試合プレーする前に、上り調子なところを見せた。
笹生、畑岡は悔しい最終日に
7打差からの追い上げを狙った笹生優花は、前半3バーディーといい感じでプレーしていたが、12番で痛恨のダブルボギー。15番のイーグルでこれを帳消しにしたが、3つしかスコアを伸ばせず通算11アンダー。8位タイで大会を終えている。
苦しい最終日となったのは畑岡奈紗だ。通算5アンダー24位タイから、できるだけ上位を狙うはずが、1番をいきなりボギーとすると、続く2番で地獄を見た。第2打を右の林に打ち込んでトリプルボギーにしてしまう。その後も忍耐強くプレーを続けたが、結局4バーディー、4ボギー、1トリプルボギーで3つスコアを落とし、通算2アンダー47位タイと、不本意な結果に終わった。
優勝争いは、首位のアッタヤー・ティティクル(タイ)に1打差の14アンダーでスタートしたリディア・コ(ニュージーランド)が、8バーディー、1ボギーの65を叩き出して通算21アンダー。アンドレア・リー(米)に4打差の圧勝を飾った。シーズン2勝目、ツアー通算18勝目。貫録の勝利だった。ティティクルは3バーディー、5ボギーで通算13アンダー6位タイ。残念な最終日となった。
アジアシリーズ第2戦は、11月3~6日、日本に舞台を移したTOTOジャパンクラシック(滋賀県・瀬田ゴルフコース北コース)となる。
渋野 日向子(しぶの・ひなこ)
1998年生まれ、岡山県出身。2019年のAIG全英女子オープンでメジャー初制覇。同年は国内ツアーでも4勝をマークし、賞金ランキング2位と躍進した。2020-21シーズンは、日本ツアーで2勝。同年に米国女子ツアーのファイナルQTを20位で突破し、今季から米ツアーを主戦場に戦う。国内6勝、海外1勝。サントリー所属。
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