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- 「私は本当に下手くそ」“黄金世代”新垣比菜がチップインイーグルでファイナルQT上位進出
女子QTのファイナルステージ3日目が終了し、“黄金世代”の新垣比菜が通算4アンダーで15位タイに順位を上げた。チップインイーグルも飛び出し、最終日はさらに上位を目指す。
ウッド系のヘッドとシャフトを見直して安定
◆国内女子プロゴルフ<JLPGAファイナルQT 11月29~12月2日 JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県) 6442ヤード・パー72>
女子QTファイナルステージ3日目にツアー1勝の“黄金世代”新垣比菜が1イーグル、1バーディー、1ボギーの70で回り、通算4アンダーの15位タイに浮上した。

「朝から寒かったので体が冷めないようにして、ゆっくりラウンドして調子を合わせていけたらいいなと思ってスタートしました」
2アンダー27位タイからスタートした新垣は、徐々にスコアを伸ばしていくつもりが、いきなり2番パー5でイーグルを奪取。ピンまで230ヤードの2打目を3番ウッドで振り抜き、手前25ヤードへ。3打目のアプローチを58度のウェッジで直接カップインした。その後、6番パー5もバーディーとして後半へ。17番パー4をボギーとしたが、我慢のゴルフで順位を上げた。
「全体的にはティーショットが安定していて、グリーンにも乗り、惜しいバーディーパットが多かったです」
昨季はシード落ちを経験。今季はQTランキングからのシーズン開幕となったが、リランキングをクリアしながら31試合に出場。それでも予選落ちが21試合と振るわず、不調が続いた。成績が安定してきたのは、日本女子オープンで30位タイに入った10月あたりから。日本女子オープンを含め最後の6試合はすべて予選通過。富士通レディースでは単独3位に入った。ステップ・アップ・ツアーの最終戦、京都レディースオープンでも優勝するなど、徐々に調子を取り戻してきた。
「ショットは安定してきました。ウッド系のシャフトやヘッドを変えたりしました。ヘッドは5月くらいで、シャフトを変えたのが10月くらいです。いろいろと試しながらようやく固まったのが10月くらい」
自分のスイングと噛み合うクラブをようやく手にしてショットが安定し、スコアがまとまるようになったと自身で分析する。それでも自分のプレーには今も納得いっていない。
「本当に下手くそだなーって思って。優勝争いする人の映像を見ていると、意外とグリーンに乗っていなくてもしっかりパーセーブしている。パターとアプローチは大事だなと思って、そこからたくさん練習するようにしています」
明日は運命の最終日。35位以内に入れば来季の前半戦出場権(第1回リランキングまで)を得られる。
「みんなスコアが出ているので、明日もアンダーで回って終わりたい。3アンダーは出したいです」と、さらに順位を上げるつもりだ。
新垣 比菜(あらかき・ひな)
1998年12月20日生まれ、沖縄県出身。渋野日向子、畑岡奈紗らツアーを席巻している“黄金世代”の一人。宮里藍に憧れて8歳からゴルフを始める。2017年にプロテスト合格し、同年の「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」でプロデビュー。翌年の「サイバーエージェント レディスゴルフトーナメント」でツアー初優勝を成し遂げた。ダイキン工業所属。
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