リブゴルフを巡る動きにクギを刺す一文も
マスターズ委員会がチェアマンのフレッド・リドリー名で声明文を発表。今週、これまで通りの基準で2023年マスターズ(4月6~9日)の招待状を送付することを明言した。

これは取りも直さず、現在リブゴルフに籍を置く選手たちを排除しないということ。これにより、ダスティン・ジョンソン、キャメロン・スミス、フィル・ミケルソン、ブルックス・ケプカ、バッバ・ワトソン、ブライソン・デシャンボー、セルヒオ・ガルシア、パトリック・リード、ルイ・ウーストヘイゼン、シャール・シュワーツェル、テーラー・グーチ、ケビン・ナ、ホアキン・ニーマン、ハロルド・バーナー3世、エイブラハム・アンサー、ジェイソン・コクラックは晴れてマスターズに出場できることとなった。
この決定について委員会は「私たちが焦点を当てていることは、来たる4月に卓越したフィールドにゴルファーを結集するという伝統を尊重すること」と、最高の大会を実現するための判断であると説明している。
ただ、声明文ではリブゴルフを念頭に「最近の動きは男子プロゴルフ界を分断し、このゲームの美徳とそれを築いた人たちの意味深いレガシーを減少させた」と遺憾の意を表し、「私たちは毎年トーナメントのさまざまな側面を見ており、将来の大会における招待基準の修正や変更は4月に発表される」と、24年大会以降の対応については含みを持たせた。
マスターズ委員会は最後に「長年にわたり幾多の試練に打ち勝ってきたゴルフ界が、今回も耐え抜くことを信じている」として声明文を締めくくっている。