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- パターのボール位置は左目の真下が必ずしも正解ではない!? ボールと体はどれくらい離せばいい?
多くのツアープロのコーチとして活躍している石井忍氏が、“ここはスゴイ”と思った選手やプレーを独自の視点で分析します。今回注目したのは、「Hitachi 3Tours Championship」のプラヤド・マークセンです。
マークセンは体から遠い場所にボールをセット
昨年12月11日に開催された「Hitachi 3Tours Championship」(以下、3ツアーズ)を観戦していて気付いたことをお話しします。この大会は、国内のシニアツアー、男子ツアー、女子ツアーの3ツアーの対抗団体戦で、各ツアーからランキング上位者と推薦選手の計6名ずつが出場します。

シニアツアーからは、賞金ランキング1位のプラヤド・マークセン選手、同2位の藤田寛之選手、同3位の深堀圭一郎選手、そして会長推薦の兼本貴司選手、鈴木亨選手、塚田好宣選手が出場しました。
その中で、今回はマークセン選手に注目しました。今年のシニアツアーは、マークセン選手が大活躍したシーズンでした。9月に開催された公式戦の「日本シニアオープン」で優勝すると、10月の「日本プロシニア」で連勝。その後も、「佐世保シニア」「ISPS HANDAやっぱり面白いシニア」「福岡シニア」「コスモヘルスカップ」で勝利を挙げ、6連勝を達成しました。シーズン通算で6128万1632円を獲得し、16、17、18年に続いて4度目の賞金王を獲得しました。
3ツアーズでそんなマークセン選手のプレーを見ていて興味深かったのが、パッティングのボールポジション。体から遠い場所にボールをセットしてアドレスしていたんです。ボール位置に注目してみると、今大会では男子ツアーチームの蝉川泰果選手も遠目にセットするタイプでした。
体とボールを離して構えると、ヘッドの軌跡がイン・トゥ・インを描きやすくなります。フェースの動きでいうと「開いて閉じる」になるため、ボールがつかまえやすくなる特徴があります。
反対に、体の近くにボールをセットすると、ヘッド軌道はストレートに近くなり、フェースは「閉じて開く」動きになります。つまり、インパクトでフェースがかぶりにくく、引っかけにくくなるわけです。今大会には出場していませんが、男子ツアーでは金谷拓実選手、シニアツアーでは手嶋多一選手などは、こちらの傾向があります。
体とボールの距離によってボールのつかまり具合が変わるということを理解していると、シチュエーションによってボール位置をアレンジすることもできます。例えば、「スライスラインは体とボールの距離を離して球がつかまりやすくなる」、「フックラインは体とボールの距離を近くして球がつかまりすぎないようにする」という使い方をすれば、カップインの確率が上がるかもしれません。
「パッティングのボール位置は左目の真下が理想」と言われることがありますが、これはあくまで目安。すべてのゴルファーにとっての正解ではありません。
自分に合うボール位置を見つけるには?
自分に合うボール位置を見つけるには、まずパターに合わせてアドレスしてみることが大切です。パターはボールを曲げたり、球の高低を打ち分けるクラブではありません。他の13本と異なり、ロフトを立てたり寝かせたり、フェースを閉じたり開いて構える必要がないので、まずはパターのロフト角、ライ角、ネック形状に合わせてボールをセットして構え、ストロークしてみるといいでしょう。
その上で、思い通りにヘッドが動かない、転がらないと感じる場合は、「左目の真下」にこだわらず、ボール位置をアレンジしてみてください。スムーズにストロークできる自分にマッチするポジションが見つかるはずです。
プラヤド・マークセン
1966年生まれ、タイ出身。1991年にプロ転向し、アジアンツアーに参戦。96年に初優勝を挙げる。その後、2001年から日本ツアーに本格参戦。08年の「三菱ダイヤモンドカップ」で日本ツアー初優勝を挙げるなど、同年は年間3勝と活躍。16年からはシニアツアーにも参戦し、3年連続で賞金王に。今シーズンは、「日本シニアオープン」、「日本プロシニア」を含む6連勝を達成し、賞金王を獲得した。
【解説】石井 忍(いしい・しのぶ)
1974年生まれ、千葉県出身。日本大学ゴルフ部を経て1998年プロ転向。その後、コーチとして手腕を発揮し、多くの男女ツアープロを指導。「エースゴルフクラブ」を主宰し、アマチュアにもレッスンを行う。
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