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- 「5年後、10年後を考えなければ」元賞金王・藤田寛之が憂う“男子ツアー”と“日本ゴルフ界”の未来
衰退が叫ばれて久しい国内男子ツアー。2010年に賞金王のタイトルを獲得した藤田寛之は、男子のみならず日本ゴルフ界全体が「5年後、10年後を考えて行動しなければ」と危機感を露わにする。
「選手がどうこう、という薄っぺらい考えではダメ」

そんな現状について、藤田はこんな意見を持っている。
「もう、選手がどうこう、という薄っぺらい考えではダメだと思います。5年後、10年後にどうするのか。それを、男子ツアーだけでなく、ゴルフ界全体で考えていく。そういうことをしなければ、どうにもならないと思います」。JGTOという組織についても「ぐちゃぐちゃです」。
手厳しいように聞こえるが、まさに正論だ。今は良いように見える女子ツアーも含めて、全体で仕組みそのものを根本から見直し、将来を見据えないといけない時期はとっくに来ている。
そもそも、99年にJGTOが独立した際には、ツアーそのものに冠スポンサーをつけ、ツアーが試合の主催者になって、日程などもコントロールすることを目標に掲げていた。だが、20年以上が経った今、それがうまくいかないどころか、ツアーそのものが弱体化してしまっている。
JGTOが独立した99年、米国を中心に世界の6つのツアーが集まり、インターナショナル・フェデレーションズ・オブ・PGAツアーズができた。日本ツアーも参加しているこの組織が、世界ランキングなども含めて世界のゴルフ界で大きな力を持っていた。これが、リブゴルフという新興勢力の出現によって揺さぶられている今、日本はどんな風に動くのか。
藤田の言うように、少なくとも5年、10年先を考えて全体で動かなければ、さらに衰退することも考えられる。日本の男子ツアーだけの問題ではない、ということを頭に入れながらの改革は、待ったなしの時期に来ている。
藤田 寛之(ふじた・ひろゆき)
1969年生まれ、福岡県出身。1992年プロ転向。学生時代やプロ入り当初は同い年の丸山茂樹らの陰に隠れ目立たない存在だったが、20代で1勝、30代で5勝、40代で12勝と、年齢を重ねてからツアーの主役に躍り出る姿は“中年の星”と言われた。レギュラーツアー通算18勝、シニアツアー通算2勝。葛城GC所属。
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