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- “合掌ルーティン”が安定した転がりを生む!? 実はパット巧者・笹生優花の歪みのない構え
多くのツアープロのコーチとして活躍している石井忍氏が、“ここはスゴイ”と思った選手やプレーを独自の視点で分析します。今回注目したのは、米国女子ツアーの2023年開幕戦「ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ」で6位フィニッシュした笹生優花です。
笹生優花のパターのスタッツが高い理由
以前この連載で、米女子ツアー開幕戦「ヒルトングランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ」で5位に入った畑岡奈紗選手を取り上げましたが、今回は同大会に出場していた笹生優花選手についてお話ししたいと思います。

開幕戦の笹生選手は、初日70、2日目73、3日目67、最終日70。通算8アンダーの6位タイでフィニッシュしました。3日目の8番ホール(パー4)でセカンドショットを直接カップインさせたり、最終日の2番ホール(パー5)で2オン1パットのイーグルを決めたりと、良い状態で開幕戦に臨んだ印象を受けました。昨シーズンは17個のイーグルを奪って、ランキング1位を獲得しましたが、今年もイーグル女王に向けて順調な滑り出しです。
持ち味であるドライバーにも磨きがかかっています。開幕戦のドライビングディスタンスは271.750ヤードで堂々のランキングトップ。ちなみに、2位のネリー・コルダ選手は264.000ヤード、3位のチャーリー・ハル選手は262.380ヤードでした。
これらのデータや軸ブレせずに回転スピードを上げて振り切る彼女のスイングを見ると、豪快なゴルフという印象を受けますが、昨シーズンのパーオンホールのパット数は1.75で5位。パッティングのスタッツでも上位に入っています。
さて、そんな笹生選手は昨シーズンの途中からパッティングのスタイルを若干変更しています。これまでよりも手元の高さを上げ、アップライトに構えるようにしたことで、コンディションがよくなってきたようです。
もう1つ、笹生選手のパッティングを見ていて気付いたのが、新しいルーティンを取り入れていたことです。アドレスのポジションに入ってヘッドをセットした後、グリップ部分を挟んだ状態で両手の平を合わせる仕草をします。その後、パターを握ってストロークを始めるのですが、この“合掌”にはどんな意味があるのでしょうか。
メリットは2つ。1つは手の平とフェースの向きがリンクしやすくなること。指を一度伸ばして手の平の面を意識することで、アドレス時はもちろん、ストローク中のフェース向きも管理しやすくなります。
“合掌ルーティン”にはアドレスの歪みを矯正する効果
もう1つは、左肩が上がらないアドレスになること。順手でグリップする場合、右手が左手よりも低い位置にくるため、右肩が低く、左肩が高いアドレスになりがち。笹生選手の合掌の仕草は、両肩のラインを揃えてアドレスの歪みを矯正する効果も期待できます。
笹生選手は、来週の欧州女子ツアーに出場後、2月23日からタイで開催される次戦の米女子ツアー「ホンダLPGAタイランド」に出場する予定です。この大会には、開幕戦に出場した笹生選手、畑岡選手、古江彩佳選手に加え、渋野日向子選手、岩井明愛選手、千怜選手、そして昨年の「全米女子アマ」で優勝した馬場咲希選手らが出場する予定です。彼女たちのプレーにも注目したいですね。
笹生 優花(さそう・ゆうか)
2001年生まれ、フィリピン出身。アマ時代は、「アジア大会」の女子個人戦で金メダル(16年)、「オーガスタ女子アマ」3位(19年)など活躍。19年にJLPGAのプロテストに合格し、20年にツアー初勝利。21年には「全米女子オープン」で畑岡奈紗とのプレーオフを制し、メジャー初制覇を達成。同年の東京五輪はフィリピン代表として出場したが、その後、日本国籍を選択した。日本ツアー通算2勝、米ツアー1勝。
石井 忍(いしい・しのぶ)
1974年生まれ、千葉県出身。日本大学ゴルフ部を経て1998年プロ転向。その後、コーチとして手腕を発揮し、多くの男女ツアープロを指導。「エースゴルフクラブ」を主宰し、アマチュアにもレッスンを行う。
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