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- 「流れを作れなかった」古江彩佳は最終日に失速して13位タイ 勝みなみと畑岡奈紗はスコアを伸ばす
米国女子ツアー「マイヤーLPGAクラシック」最終日。予選ラウンドを首位で折り返し、米女子ツアー2勝目に期待のかかった古江彩佳だったが、最終日はスコアを1つ落とし13位タイで大会を終えた。
「今日はパットで苦しんだなと思います」
◆米国女子プロゴルフ<マイヤーLPGAクラシック 6月15~18日 ブライズフィールドCC(ミシガン州) 6638ヤード・パー72>
米女子ツアー「マイヤーLPGAクラシック」最終日。首位に1打差2位タイで逆転優勝を狙った古江彩佳だったが、この日はスピードが遅くなったグリーンに苦しむことになった。
3番パー4でバーディーが先行したものの、その後が続かない。最終組の1つ前で回るレオナ・マグアイヤ(アイルランド)アリヤ・ジュタヌガーン(タイ)がスコアを伸ばしていくペースについて行けない。9番パー4、11番パー3とボギーが続き、優勝争いから後退してしまう。
その後も、バーディーが取れないままプレーを終えて通算13アンダー。13位タイと残念な結果に終わった。首位で決勝ラウンドに入りながら、大事な週末に思うようなプレーができないと、米ツアーではどんどん順位が下がってしまう。
今週はメジャー第2戦「KPMG女子PGA選手権(6月22~25日、ニュージャージー州バルタスロルGC)」が控えた前哨戦での失速に、いつもの笑顔に珍しく曇りが混じる。
「前半よかったけど、うまくバーディーパットが入ってくれなくて。今日はパットで苦しんだなと思います。2つ目のバーディーが来なかったので流れを作れなかった」とポツリ。
「ここ何週間か最終日に悔しさが残っているので、気持ちを切り替えていきたい」と、悔しさを糧にすることを誓う。メジャーに向けて「自信もってもっと自分らしく上位に食い込めるように」と力強い言葉で話を締めくくった。
他の日本勢は、勝みなみがバーディーチャンスをいくつものがしながらも3つスコアを伸ばして通算12アンダー。17位タイと手応えのある最終日に明るい表情を見せた。
「いいラウンドが4日間できたので自信になりました。ここからじゃないかな、と思います」と胸を張る。メジャー初戦のシェブロン選手権は予選落ちしているだけに、次週は「4日間戦い続けること、上位で戦うことを目標にしたいです」と気持ちを引き締めた。
畑岡奈紗は5つスコアを伸ばして通算9アンダー32位タイ、西村優菜が通算3アンダー61位タイ。
優勝は、通算21アンダーでマグアイヤ。2打差2位にアリヤ・ジュタヌガーンが入った。
古江 彩佳(ふるえ・あやか)
2000年5月27日生まれ、兵庫県出身。アマチュア時代の19年に「富士通レディース」でツアー史上7人目のアマチュア優勝を成し遂げてプロ転向。20年にプロ初勝利を飾り、アマチュア時代を合わせ国内ツアー通算8勝。賞金女王争いでは稲見萌寧にあと一歩及ばなかったものの、最優秀選手賞と新人賞に輝いた。昨季から米国女子ツアーに参戦し、トラストゴルフ・スコティッシュ女子オープンで同ツアー初勝利を遂げた。富士通所属。
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