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- 飛び系アイアンユーザーは注意が必要!? 知ってるだけで5打得する厄介な夏ラフ対処法
フェアウェイが気持ちいい季節になった反面、厄介なのがラフからのショット。そこで、ラフでの状況判断や対処法を筒康博(つつ・やすひろ)コーチに聞きました。
アマチュアは「打ち込む」スイングをしてはいけない
今回はセルフプレー中心のアマチュアがよく遭遇する、「ボールが普通に見えているラフ」からの対処法に絞ってお話ししたいと思います。

アマチュアの場合、真上からボールがやっと見えるほど深いラフからトーナメントコースのように硬いグリーンにショットすることは少ないはずです。また、ゴルフ場もプレー進行の理由から、セルフプレーでも「見つかって打てる」範囲でメンテナンスしています。
同じ「ラフ」といっても、ギャラリーがボールを探してくれるトーナメント時とアマチュアがプレーしている一般営業では全く違うのです。
ラフからのショットで必要なのは、芝の長さが邪魔にならない程度の「ボールの打出角」です。せっかくしっかりインパクトできても、打出角が低すぎると芝の抵抗にボールが負けて、チョロのようなミスになってしまいます。

ウェッジで打つのが確実ですが、できるだけグリーンの近くまで打ちたいのがアマチュアの心情です。
特にロフトが立っている今どきの「飛び系アイアン」を使っているゴルファーの場合、「番手選び」に細心の注意が必要になります。
ボールの手前から「払うつもり」なら確実につかまる
もともと「アウトサイドイン」で「上から打ち込む」スイング傾向が多いアマチュアの場合、ラフからのショットではフェアウェイウッドやユーティリティーを打つ「つもり」でスイングした方がよいでしょう。

また、ヘッドスピードが速いゴルファーに起こる「フライヤー」と呼ばれるスピン減少&飛び過ぎの心配も不要。特にツーピースボールや飛び系アイアンを使用している場合は、普段からスピン量が少ないのでラフからのショットでも極端にスピン量が減ることはありません。
また基本的にアイアンは少ないロフトで大きいヘッドほどラフの抵抗が大きく、フェースが返り左に飛びやすくなります。
番手選びの際は弾道の高さと方向性を考慮して「打てそうな番手より2つ短い番手」ぐらいがベターです。もし飛距離が必要なら、アイアンよりも接地面積が少ないラウンドソールのユーティリティーが、高さも出しやすくラフの抵抗も少ないのでオススメです。
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