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早稲田初の日本アマ王者・中野麟太朗 稲見萌寧らも輩出した「北谷津」はなぜ次々に一流選手が育つ?
6月27~30日に北海道で行われた日本アマチュアゴルフ選手権。優勝したのは早稲田大学2年の中野麟太朗。早大初の日本アマ王者となる快挙を成し遂げた。また、中野は池田勇太、稲見萌寧ら多数の一流プロが輩出していることでも知られる千葉県のショートコース・練習場、北谷津ゴルフガーデンの出身でもある。なぜ北谷津からは次々と一流選手が育つのだろうか。
早稲田から日本アマ王者が生まれるのは史上初

中野は2003年に東京で生まれた19歳。7歳のころからゴルフクラブを握り始め、小学3年生からは、ほぼ毎週、父親に連れられて北谷津に通った。
明大中野高校を経て、早稲田大学へ進学。現在は早大2年に在学中で、同大学ゴルフ部から日本アマ優勝者が誕生したのは史上初の快挙となった。
中野は21年関東アマチュアで優勝し、同年、全国高等学校ゴルフ選手権の個人の部で勝利を挙げるなどして実績を重ねた上で、今年の日本アマチュアゴルフ選手権に挑んだ。
戦いの舞台は北海道札幌市のツキサップゴルフクラブ(6990ヤード、パー72)だった。同大会は4日間72ホールのストロークプレーで競われ、今年は147名が挑戦。36ホール後には予選カットが行われ、決勝進出は60位タイまでに絞られるプロの大会さながらのフォーマットだった。
初日を3アンダー、69で回った中野は、首位に2打差の5位タイで発進。2日目は68を出して首位に1打差の3位へ上昇。そして3日目は66をマークして、2位に1打差の単独首位へ浮上。じりじりと順位を上げた彼のプレーぶりは、忍耐強さを示していた。
最終日は2番でボギーを先行させたが、7番からの3連続バーディーで巻き返した。折り返し後も10番のボギーを15番、16番の連続バーディーで打ち消し、単独トップで最終ホールを迎えた。
しかし、18番のティーで3番アイアンかドライバーかに迷った末、思い切ってドライバーを選んだことがボギーフィニッシュにつながり、先にホールアウトしていた帝京大学3年生の鵜瀬璃久とのサドンデス・プレーオフへ突入。後悔を避けようと考えた中野の選択が、結果的には大きな後悔を招いた。
しかし、北谷津育ちの中野は最後まで諦めず、前向きな心で戦いを続けることの大切さと楽しさを知っていた。後悔を引きずったままではプレーオフを戦い抜くことはできないと気づき、「気持ちを入れ替えました」。
メンタル面をリフレッシュしたことが中野のゴルフをリフレッシュさせ、3ホール目でバーディーを奪った中野の勝利が決まった。
優勝後、北海道から帰京した中野は、すぐさま千葉へ足を運び、土屋社長に「おかげさまで勝つことができました」と優勝報告。そして、北谷津の子どもたちの前に立った。
「僕も小学3年生から、この北谷津のジュニア会で知り合った仲間たちと一緒にたくさん練習して、ゴルフがうまくなりました。(幼いみなさんは)まだ日本アマとか、よくわからないかもしれませんが、このジュニア会を通して、みなさん、うまくなっていってください。頑張ってください」
芽が出て膨らんで、花が咲き、実を結ぶ。その過程をつぶさに眺めてきているからこそ、土屋社長は中野に大輪の花が1つ咲いたことが、うれしくてたまらなかったのだろう。
そして、土屋社長が「北谷津のヒーロー」と讃える中野の今後の成長は、日本のゴルフファンにとって、大きな楽しみになりそうである。
文・舩越園子
ゴルフジャーナリスト/武蔵丘短期大学客員教授。東京都出身。百貨店、広告代理店に勤務後、1989年にフリーライターとして独立。1993年に渡米。在米ゴルフジャーナリストとして25年間、現地で取材を続け、日本の数多くのメディアから記事やコラムを発信し続けてきた。2019年から拠点を日本へ移し、執筆活動のほか、講演やTV・ラジオにも活躍の場を広げている。
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