自分では気がつかない「ミスしそうな雰囲気」を可視化できる!? 「ショット前所作」動画撮影のススメ

いくら練習しても、いざラウンドになると「スタートホールで大叩き」はガッカリします。練習と同じつもりでも、全くの別人になってしまうのはなぜなのでしょうか。実はスイングチェックするよりも、コースでは「プレー所作」を確認すると、客観的に原因を見つけられるそうです。

「ラウンド中のプレー所作」を撮影すると練習場との違いが分かる

 スマホでスイング動画も手軽に撮影できようになりましたが、スイングチェックばかりでなく「プレー所作」も動画撮影することをオススメします。

 もちろんプレーファストが大前提になりますが、例えば「スタートでの大叩きにつながるティーショットが苦手」なら、ショットまでのプレーをしっかり撮影してみてください。

スイング前の「プレー所作」を動画で撮影すると、コースの景色や気持ちに影響された「ミスしそうな自分」を確認できる
スイング前の「プレー所作」を動画で撮影すると、コースの景色や気持ちに影響された「ミスしそうな自分」を確認できる

 ゴルファーは誰でも他人のことはよく分かる反面、自分のことは無知なものです。トーナメント中継を観るような気持ちで動画を確認すれば、自分がコースの景色や「真っすぐ打ちたい」という気持ちに影響されて、普段の練習とは異なる「プレー所作」をしていることに気がつくはずです。

 練習場とコースでの「プレー所作」の違いを知っておけば、「いかにもミスショットしそうな所作」を防ぐことはできるはずです。

撮られていれば「たかがフィニッシュ」ではなくなる

 一連の「プレー所作」を撮影すると、ショットした後の動きも自然と変わらざるを得なくなります。特にコースで「当てて終わり」の傾向があるゴルファーなら、フィニッシュまで振り切れるようになります。

コースで「当てて終わり」になるクセも、撮影されていればしっかり振り切れるようになる
コースで「当てて終わり」になるクセも、撮影されていればしっかり振り切れるようになる

 理屈では「インパクトさえちゃんと当てればナイスショット」になりますが、現実に「当てて終わり」でショットしている名プレーヤーはいません。

 また、スロープレーの原因の一つである「打った後に変な余韻に浸るクセ」にも自分で気づくかも知れません。仲間内でスロープレーだけどいいづらい人がいたら、動画を撮って自分で気づいてもらうのもいいかも知れません。

ムダな素振りを動画で見ると悪いところが分かる

 グリーン周りのプレーも同じで、「寄せたい」「入れたい」という気持ちが他人にはどう映っているのか、動画を撮影して確認してみるのもオススメです。

 距離感が全く合わない時にやっている「スイング前の寄りそうもない所作」を発見したり、ターゲットとまったく関係ないところに気持ちや体が向いていることに気づくかも知れません。

 アプローチ前にやたらと素振りを繰り返す「見かけ倒し」なプレー所作は迷惑なスロープレーに直結します。常に撮影されているつもりで、「ムダのない所作」を心がけるだけで意外にプレーが引き締まっていくものです。

【解説】筒 康博(つつ・やすひろ)

伝説のプロコーチ・後藤修に師事。世界中の新旧スイング方法を学び、プロアマ問わず8万人以上にアドバイスを経験。スイング解析やクラブ計測にも精通。ゴルフメディアに多数露出するほか、「インドアゴルフレンジKz亀戸」ヘッドコーチ、WEBマガジン「FITTING」編集長を務める。

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