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- 「ゴルフを始めて1年! そろそろクラブを買い増したい」 失敗しない“クラブセッティングの育て方”を教えます
ビギナーセットを購入してゴルフを続けいると、上達するにつれて物足りなさを感じたり新しいクラブの購入意欲が湧いてきたりします。そこで、最初に購入したセッティングからどのように育てていくのが間違いないのか、ゴルフフィールズユニオンゴルフ店の小倉勇人店長に聞きました。
まず「打ちたい距離を打てる番手」を買い足そう
ゴルフを始めたときにとりあえず必要最低限のクラブはそろえたけれど、クラブの買い替え、買い足しはどうやって進めていけばいいのか、悩むビギナーは多いはず。
脱・ビギナーに向けてクラブセッティングをどう育てていけばいいか、千葉県八千代市のゴルフショップ「ゴルフフィールズユニオン」の小倉勇人店長に聞いてみました。
最初に買ったクラブが14本フルセットという人はそんなに多くないはず。最近はハーフセットという人は減っていますが、まずはドライバーとアイアンセット、パターの8本くらいからスタートする人もいるでしょう。それに加えてウェッジとフェアウェイウッド(FW)、ユーティリティー(UT)を1~2本くらい、合計10~12本という人も多いはず。ゴルフのキャリアが1~2年になってもだいたいそんなものです。
しかしゴルフが本格的に楽しくなってきて、そろそろクラブを買い替えたり買い足したりしたいなと思っても、どこからどう手をつければいいかという情報は意外にありません。
そこで悩む人は、「まずはアイアンとドライバーの間を増やしていくのが第一歩」だと小倉店長はいいます。
「14本そろえることにこだわる必要はありません。14本というのはルール上の上限であって、入れなければならないわけでもないし、必ずしも入れたほうがいいというわけでもありません。必要なクラブをそろえて本数が増えていった結果、14本以内に収まるように考えればいいだけです」
「そこで最初にクラブを買い替え・買い足しするのであれば、『打ちたい距離を打てるクラブ』を1本足すところから始めるのがオススメです。一般的な男性の場合、これはアイアンとドライバーの間の、FWやUTになるケースが多いと思います」(小倉店長)
アイアンセットは番手間で距離の打ち分けができるようなっており、その範囲であればカバーできます。しかし、ドライバーで220~230ヤード飛ぶ人なら、一般的な5番アイアンで160~180ヤードぐらいです。すると180~220ヤードの範囲を、FWやUTでカバーすることになります。
ある程度プレー経験を積んでくると、このゾーンで「打てたらいいのに」という距離が出てくるものです。長いパー3で出会う距離や、パー5の2打目などで打ちたい距離です。
いまFWやUTを持っていない人は、この距離を打てるクラブを買い足しましょう。一般男性なら180~200ヤード前後のクラブ、5Wや7W、ロフト21度前後のUTなどになるでしょう。
「すでにFWやUTを1~2本持っているなら、その下に1本足すという考えがオススメです。アイアンのいちばん上の番手と距離がかぶり気味になるかもしれませんが、最初はそれでもいいと思います。使ってみると、5番アイアンよりも買い足したUTのほうがカンタンとか、そういうことに気づけるはずです」(小倉店長)
同様に、PWなどアイアンのいちばん下の番手よりも少なく打ちたい距離があれば、そこをフルショットで打てるウェッジを増やすように、カバーできる距離を広げていきましょう。
こうやって「足りない部分」を補っていった結果、合計本数が14本を超えるようになったら、不要な番手を抜くという発想も生まれてきます。
本数がそろってきたら苦手な番手を見直そう
とりあえず「打ちたい距離」をある程度カバーできる番手がそろったら、次は「苦手な番手」を買い替える段階です。
「ロングアイアンだけどうも当たらないとか、3Wがミスばかりというように、ミス率が異様に高いクラブはスペック的に合っていない可能性があるので、バッグから抜きましょう」
「ミスの理由が明確なら買い替える判断もできますが、理由が特定できない段階では、まずは使わないようにセッティングから外してしまうことが先決です。抜いた結果距離のカバー域に穴が生じたとしても、苦手なクラブでムリに打つよりもマシ。まずは抜いて、あとでその距離を打てるクラブを買い足せばいいんです」(小倉店長)
原因不明なまま何となく同じ番手・ロフトのクラブに買い替えるのは、イチかバチかのギャンブルになってしまいます。その意味では、苦手なクラブは、買い替えるというよりも抜いて別のクラブを新たに買うというイメージのほうがいいかもしれません。
本来であれば、苦手クラブに関してはフィッティングを受けたり専門家に見てもらうべきだと小倉店長はいいます。
「本音をいえば、フィッティングはビギナーのうちから受けてほしいのですが、『自分なんかまだ』と抵抗を感じる人もいるようです。ですが『苦手なクラブを何とかしたい』と感じるようになったら、フィッティングの受けどきかもしれません」
「フィッティングではなく、ゴルフショップで相談するのでも構いません。スペックのチェックなどで問題点を究明できれば、間違いのない買い替えができるはずです」(小倉店長)
このように、ビギナーがクラブセッティングをきちんと組むためには、「買い替え」よりも「買い足し」が大事なようです。ただしもちろん、新しいクラブに興味があり「ほしい」と思うものがあれば、機能面に不満のないクラブでも買い替えてOK。
気に入ったクラブを買う、クラブを新調するというのは、ゴルフのモチベーションアップにもつながります。お財布と相談しながらギア選びを楽しみましょう。
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