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- “決めつけ刑事”ならぬ“決めつけゴルファー”に要注意! 上達を妨げる固定観念を克服する方法とは?
プレーだけでなくクラブ選びや練習方法についても、固定観念を持たずに取り組むことで、ゴルフはもっと楽しめるようになります。
「ビギナーはプレーが遅くマナーが悪い」という固定観念
近年、ビギナーや何十年ぶりにクラブを握る復活ゴルファーも多くなっています。そうした人の中には、「ヘタだから他人に迷惑をかける」「うまい人の中に入るのは申し訳ない」といった、自分の腕前にネガティブな気持ちを持ってしまう人がいます。

しかし遠慮はまったく不要です。スコアがいい人が同伴者にいることよりも、腕前に関係なくラウンドの進行に対して前後に目配りができる人がいることのほうが、ゴルフ場にとっては価値があります。
腕前についても、スコアの善し悪しより、プレー中の所作や言動が同伴ゴルファーを不快にさせないことのほうが、また次のラウンドに誘ってもらえるゴルファーへの近道になります。逆に「自分はうまい」「自分はプレーが遅くない」と思っている人の中には、誘われないゴルファーの所作や言動がある可能性すらあります。
ラウンドでは飛ばしやスコアに目が向きがちですが、何よりも快適なプレーと安全・安心な進行が守られることのほうが大事。ビギナーやスコアが悪い人は「プレーが遅い」「マナーが悪い」と決めつけるベテランも少なからずいます。しかし、ビギナーや復活ゴルファーは「心づかいができるゴルファー」を目指すことが、まずは大切なのです。
「ビギナーは何を使っても同じ」というのは昔話
ビギナーに対して「上達するまでクラブは何を使っても変わらない」と話す、間違った固定観念を持つゴルファーもたくさんいます。

50年以上前は、女性用クラブですら木製ヘッド&スチールシャフトのドライバーしかありませんでしたが、現代はクラブ総重量の幅が100グラム近くあるモデルの中から、球のつかまりやすさや上がりやすさを基準に自分に合ったモデルを選ぶことができます。「どのクラブも変わらない」ではありません。
たとえばビギナーがスライスしてOBを連発しても、つかまりやすいクラブに買い替えることでOBを軽減できます。こんな話をすると、「やさしいクラブを使っていては上達しない」という固定観念を持った「決めつけゴルファー」も出動してきそうですが、現在のトッププロの多くはジュニア時代に軽くてやさしいクラブでプレーしていた人ばかりです。
うまく打てないからこそ、少しでも「道具の力を借りて何とかしたい」と考えるのが自然な向上心です。ミスに対して寛容なクラブ、もっと飛ばせるクラブを買って上達するのは、ゴルフを楽しむいい方法といえるのです。
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