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日本のWホープのルーティンが米欧で“完全一致”と話題 久常涼と中島啓太はなぜパット前に“水を一口”飲むのか?
米欧両ツアーで活躍する日本のホープ、久常涼と中島啓太。この2人がパッティング前に行うあるルーティンが“完全一致”していると話題になっています。
2人は筋肉の緊張を解く効果を狙って取り入れた?
惜しくも今季の初優勝は逃しましたが、DPワールドツアー(欧州ツアー)で、2週連続2位の活躍で確かな存在感を示した中島啓太。そのお陰でしょう、これまであまり知られなかった彼のプレー中のルーティンがメディアで取り上げられました。
ところが、そのルーティンは期せずして同じ週の米ツアーで優勝争いに加わり、やはりメディアの注目を集めた久常涼が以前から行っているルーティンでした。東西で日本期待の若手2選手がルーティンに取り入れていることとは?

DPワールドツアーの公式インスタグラムは、先週の「ヒーローインディアンオープン」の3日目、トップと1打差2位の中島啓太が行うプレ・パッティング・ルーティン(パッティングの前に必ず行う、習慣化された動き)として、キャディーから手渡された水筒(内容物の記載はない)に口をつける様子を連続カットでシェア。「ルーティン・イズ・キー」の見出しで、「中島啓太と彼の水筒」とのコメントを加えて紹介しています。
実はこのルーティンは、その前週の米ツアー競技「バルスパー選手権」の3日目、ゴルフのソーシャルメディアのレポーター、ブレンダン・ポラス氏がX(旧ツイッター)に「新しいプレ・パット・ルーティンを発見」として、動画でポストされた久常涼のルーティンとまったく同じものでした。
動画では、この日、最終組の1組前でプレーする久常がパットのアドレスに入る前、キャディーに差し出された水筒の水を口に含むところが映されています。
すると、ポラス氏のポストを見たブランドン・ベリーというコーン・フェリーツアーの選手が「去年、(米ツアー競技の)ロケットモーゲージで彼の後続組でプレーした。そこで彼はパットをするまで、口にした水を飲み込まずにいた。すべてのパットでそうしていた」とリプライ。
どうやら久常は、少なくとも昨年からルーティンに取り入れていたようです。
その後、取材を続けたポラス氏によれば、久常はパットに限らずフルショットの前にも(最長で70ヤードのアプローチショットの前にも)水を口にしていたとのこと。ただし、その水をいつ飲むかまでは確認できていないようです。
一般ゴルファーならティーショットの前に試してみては?
中島啓太と久常涼の共通のルーティンは、いつ、どうして、どちらが先に始めたか不明です。ただ、2人はともに日本ゴルフ協会のナショナルチーム出身ですから、そこで示唆されたルーティンなのかもしれません。
調べると、水を飲む動きには、筋肉の緊張を解くのに有効とする説があるようです。果たして、2人のルーティンはそれを狙ってのことなのでしょうか。
他方、こまめな水分補給は熱中症予防に有効です。これに加えて緊張を解く効果があるとすれば、一般ゴルファーも試して損はありません。
といっても、毎パットの前に水を飲むのは、パーソナルなキャディーのいない一般アマチュアには難しそうです。その代わり、ティーショットの直前に口に含むということならできそうです。モノは試しで、やってみますか。
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