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- 試打データやスイング分析は一切無視… 直感と経験値だけでスイングを魔改造するゴルフ業界の「ソフト老害」に要注意!
昨今、ゴルファー同士だけでなくゴルフサービスを提供する場所においても、肩書きや強弁な話し方などによって自論を押し付けてくる「ソフト老害」が増えているそうです。そんな人に引っかかると、クラブやスイングをダメにされるケースもあります。彼らから身を守るためには、どんな心構えがいいのでしょうか?
経歴や肩書きを盾に持論を押し付けてくる自称フィッターに注意
私がヘッドコーチを務めるインドア施設には、いろいろな悩みを持ったゴルファーがセカンド(またはサード)オピニオンを求めて相談に訪れてくれています。
その中には、自分の感覚や価値観を大事にしていれば陥らなかった、ゴルフサービス業界における「ソフト老害」による被害者もいます。
先日相談に来たゴルファーは、競技会で好成績も収めているトップアマチュア。2番手近くもアイアンが飛ばなくなってしまった彼のクラブを見ると、米ツアーのトッププロしか使いこなせないようなハードスペックのシャフトが装着されていました。
経緯を詳しく伺ったところ、練習場で声をかけてきたクラブフィッターに診断してもらったのが間違いの始まりでした。「重くて硬いシャフトじゃないとダメ」と持論を押し付けられ、試打データもしっかり取らないまま、お気に入りだったアイアンをリシャフトされてしまったそうです。
その後、飛距離が落ちたばかりか方向性まで悪くなったことをそのフィッターに話したところ、「練習が足りないから」と一蹴され、アイアンを突き返されたそうです。

現在、大手メーカーや大手ゴルフショップのクラブフィッティングは、体系化されたシステムに則ってデータを根拠にスペック提案を行なっています。また、あくまで購入するかどうかはゴルファー自身の判断に任せ、「これじゃなきゃダメ」など押し付けることは決してありません。
自分の売り上げと承認欲求を満たすために、試打データによるエビデンスも根拠もない昔ながらのクラブフィッティングを行うフィッターは「ソフト老害」でしかありません。みなさんも引っかからないように注意してください。
「差別化」と表現されがちな偏った意見に潜む落とし穴
クラブ選びだけでなくレッスン時のアドバイスにも、その内容の良し悪し以前に教える側と教わる側の「相性」があります。アマチュアの中には、フィッティングやレッスン時の言葉すべてが「プロだから正しい」と鵜呑みにしすぎて、逆に不調に陥ってしまう人もいます。
差別化と表現されがちな偏った意見に傾倒してしまう前に、自分に合うかどうかを予想したり、アドバイスを採り入れた後の経過観察を行ってほしいと思います。
例えば、誰にでも「短尺ドライバー」を押し付けたり、相手構わず持論のスイングを押し付けてくる業界人は、プロであれベテランゴルファーであれ、単なる「ソフト老害」でしかありません。
アドバイスを求める貴方の悩みなど眼中にはなく、自分に対する承認欲求を満たす相手になっているだけなのです。
きちんとしたクラブフィッティングやレッスンを行っているスタジオやショップでは、データに基づいたアドバイスを行っているはずです。すぐに購入を強要したりスイング改造を勧めることはありません。「鵜呑みにしすぎる」くらいなら、「疑いすぎる」くらいの方が、ゴルファーとして健全なのかもしれません。
自分の言葉に「自分で頷く」人は「ソフト老害」の可能性
ゴルフ業界に潜む「ソフト老害」の被害に遭ったゴルファーに話を聞くと、その言動の中には「自分の言葉に酔い、自分で頷く」傾向があるようです。また自ら「元○○」や「○○を任せられていた」といった所属や経歴を語ったり、有名な人や会社と関連づけて、自分を大きく見せる傾向もみられます。
クラブ選びであれレッスンであれ、ゴルファー同士の信頼関係を築くのは簡単ではありません。また、どんなに経験や実力があっても、アドバイスした相手のゴルファーにとって有益かどうかは個々の相性や好みで異なります。
ゴルファーの選択が「正解」「不正解」のどちらだったのかは、ある程度時間が経ってから客観的に判断しなければ分らないものです。
柔らかい口調や強い言い方をオブラートに、実際には役に立たないアドバイスを行う「ソフト老害」ゴルファーに出会った場合はその中身に注目し、根拠があり自分にとってのベターを見つけて欲しいと思います。
【解説】筒 康博(つつ・やすひろ)
伝説のプロコーチ・後藤修に師事。世界中の新旧スイング方法を学び、プロアマ問わず8万人以上にアドバイスを経験。スイング解析やクラブ計測にも精通。ゴルフメディアに多数出演するほか「インドアゴルフレンジKz亀戸」ヘッドコーチ、WEBマガジン&コミュニティ「FITTING」編集長やFMラジオ番組内で自らコーナーも担当している。
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