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- 328ヤード飛ばすドラコン女子のリアルな収入事情 ドラコン大会の賞金だけで生活できる?
JPDA女子・オープン-(マイナス)58kg級のチャンピオンである鈴木真緒プロは、なんと154センチの身長ながら、最長飛距離が328ヤードというから驚きです。ところで、ドラコンプロはどのようにして生活しているのか聞いてみました。
ドラコン大会の賞金だけで生活するのは無理
ツアープロと違い、ドラコンプロは賞金だけで生活できるほど稼げるわけではありません。みんな、何らかの仕事を持ちつつ飛ばし屋日本一の座を目指しているのが実情です。
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よく質問されるのが、ドラコンプロの収入についてです。私が出場するドラコン大会では、優勝賞金が5万円、もしくは3万円の大会がほとんどです。女子の場合はエントリーする人数が少ないこともあり、2位以下の選手には賞金配分がありません。運よくエントリーする人数が多いときは2位の選手も2万円ほどの賞金を獲得できます。
ただ、大きな大会が年に2回あり、その大会は無差別級が30万円、65キロ級が20万円、58キロ級が15万円ほどの優勝賞金が出ます。頑張れば、年間100万円ぐらいは稼げると思います。あとは、海外のドラコン大会に出ると、優勝賞金が100万円を超えるという話は聞きますね。

ドラコン大会は地方で開催されることも多く、自然と遠征が多くなります。サラリーマンの方々と同じように、経費を以下に抑えるかが重要で、早割などのサービスを利用しています。大会によって2泊3日や3泊4日の遠征ですが、交通費、宿泊費は結構な金額になるので大変です。
空港や新幹線の駅からはレンタカーを借りますが、大会に出場する選手で乗り合うようにしています。きついのはお盆の時期とかゴールデンウイークなど人手が多くなるときですね。その場合は、飛行機と宿泊がパックになっているものや、とにかく安くなる方法を考えて利用しています。
ちなみに、遠征先には自分が使用するドライバーと予備のドライバー2本、シャフトを2本持っていきます。大会の開始時間が遅い時は、ドラコン以外の練習もしたいので、58度のウェッジと9番アイアンを持っていきます。
そんな状況ですから、当然のようにドラコン大会の賞金だけで生活することはできません。赤字を補填するために、どの選手も仕事をしているのが実情です。レッスンプロからドラコンの世界に来た人は、資格があるのでレッスンで収入を得ています。また、自営業の人は本業をしつつ、ドラコンの大会にも出場するという感じですね。
高校生に数学を教えている!?
私のように学生からいきなりドラコンプロになった選手は、アルバイトをするしかありません。私も最初はお蕎麦屋さん、学習塾、ゴルフ場のアルバイトを掛け持ちでしていました。今は学習塾とゴルフ場の2つです。
大学は文学部でしたが、学習塾では講師の方のお手伝いで高校生に数学を教えたりしています。ゴルフ場ではマスター室での業務です。恵まれているのは、実家暮らしなので、家賃がかからないことですね。
ベテランのドラコンプロの方はアルバイトではなく、正社員として仕事をしている方も結構います。ただ、大会に出場する際、数日間休めるような融通のきく仕事をしている方が多いでしょうか。ゴルフ場で働いている人、レッスンや自営業の人は比較的自由があるみたいですね。
撮影協力:ニュー成城ゴルフセンター
鈴木真緒(すずき・まお)
1999年7月11日生まれ、東京都出身。身長154センチながら、JPDA公式記録328ヤードという飛ばし屋。ゴルフは小学生時代に3年間経験したが、中学は陸上部、高校からはライフセービング部に所属。大学3年のときにJPDAのドラコンプロテストを受けて合格。数々の大会で優勝を飾ると同時に、JPDAドラコンプロタイトルマッチ「‐58キロ級」チャンピオン。
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