- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- コラム
- PGAツアーでも“ルール解釈”で物議! メジャー3勝の名手が非難を浴びた“ヒアリからの救済”とは?
PGAツアーでジョーダン・スピースが選択した“ヒアリ救済”が波紋を広げた。規則上は正当とされながらも、ファンの間では「不公平」との声が噴出。ルールを最大限に活用する姿勢は、果たして称賛か、それとも逸脱なのか。
「危険な動物」であるヒアリによる障害をアピールして救済が認められた
国内女子ツアーの「アクサレディス」では、申ジエが主張した救済処置とそれを認めた競技委員の裁定がSNSなどで大いに物議を醸しましたが、先週のPGAツアー「バレロ・テキサス・オープン」でも同様、有力選手が選択した救済処置に対し、ファンの間から「納得できない」といった声が多く上がる騒ぎがありました。
「バレロ・テキサスオープン」の第2ラウンド。地元テキサス出身の人気プレーヤー、ジョーダン・スピースは12番ホールのティーショットをフェアウェイ右の林のなかに打ち込みました。ボールは不運にも大きな石のすぐ横にあり、そのままでは普通に打てない状況でした。
しかし、スピースはその石は地面に食い込んでいない、つまり、いつでも動かせるルースインペディメントであると理解。キャディーのマイケル・グレラーとふたりで持ち上げ、20センチほど横に動かし、スイングのスペースを作りました。

問題は――そして、それはスピースにとってはラッキーだったのですが――ここから。
彼は石があった跡、ボールのすぐそばにヒアリがいることを発見したのです。石の下に巣があったのでしょうか。
ヒアリはルール上の「危険な動物」に該当し、規則16.2aで「球をあるがままにプレーすると、球の近くの危険な動物により、プレーヤーが重傷を負う可能性がある場合」は無罰の救済を受けられることになっています。
そこでスピースは近くにいたルールオフィシャルに同規則が適用される状況であることを確認。オフィシャルもあるがままではヒアリがプレーに関与することを認め、結果、スピースはヒアリからの危険を避けられる救済のニヤレストポイントを基点に、1クラブレングスの救済エリアにドロップし、窮地を脱したのでした。
結局、スピースはこのホールをボギーとしましたが、救済がなければもう1打を要した可能性があります。実は、スピースはこの日1アンダーの71でラウンド。トータルを2アンダーとしてぎりぎりカットを通過したのです。ヒアリからの救済は彼にとってとても大きなメリットでした。
ファンからは「フェアプレーの精神を逸脱している」といった反響
米ゴルフメディアGOLF.comによれば、スピースの一連の処置について、PGAツアーの広報担当者は次のように述べたそうです。
「ボールの近くに大きな石がありましたが、しっかりと地面に埋まっておらず簡単に動かせる状態だったため、定義上ルースインペディメントとみなされ、移動が許可されました。さらに、その場所にヒアリがいたため、その救済措置が認められました」
規則に則った処置ということですが、PGAツアーがSNSにシェアした救済の過程を映した動画には「出場選手の90%はアンプレヤブル(1罰打)としただろう。このようなことをしようとは考えもしなかったはずだ」という解説者のコメントが入っています。
そして、その動画には、ファンからの疑問や非難の投稿が多く寄せられることになったのです。
ファン目線でニッチなスポーツ情報を伝えるネットメディアEssentiallySportsは、「ジョーダン・スピースの“ばかげた”行為が罰せられなかったことに対し、ゴルフファンがPGAツアーに抗議」という見出しの記事をアップ。
そこでは「最終的な判断はルールオフィシャルに委ねられ、彼らはスピースに有利な判定を下した。しかし、多くのファンはこの判定に納得していなかった」として、「こんなことでフリードロップが認められるなんて馬鹿げている」という投稿を引用し、多くのファンが「不公平」「フェアプレーの精神を逸脱している」と感じたようだとレポートしています。
実際に、ボールのすぐ近くにヒアリがいるはずですが、動画のスピースは素手でそのボールを拾い上げていますから、ヒアリはボール周りに群がっていたわけではなく、あるがままでプレーしても危険はなさそうにも思えます。ファンが「そんなことで?」と感じるのも無理ありません。
ルールをよく知り、最大限に活用した申ジエやジョーダン・スピースの競技に向かう姿勢は、ときにファンの目には否定的に映るようです。
- 1
- 2
最新の記事
pick up
-
「上達志向ゴルファーに最適解!」 “飛んで止まる”テーラーメイドのNew「ツアーレスポンス ストライプ」登場<PR>
-
“自分で操りたい派”に刺さる? テーラーメイドの新「SYSTM2(システムツー)」パター登場! 世界的ヒット作「スパイダー」との違いは?<PR>
-
今後ゼクシオはどこへ向かうのか? 家田社長が語る「25年」の継承と「XXIO 14」の挑戦<PR>
-
これが最新電気自動車の現実だ! 往復600キロのゴルフ旅を日産 新型「リーフ」で行ってわかった“BEVの安心感と実用性”<PR>
-
中田翔 VS. 河本力 の飛距離対決! キャロウェイの新作「QUANTUM」ドライバーで驚きの300ヤード超え連発<PR>
ranking











