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- 300ヤード女子高生に驚がく! 手嶋多一が語る「男子ツアー挑戦女子プロ」とのラウンド秘話
今年の国内男子ツアー「前澤杯」にも青木瀬令奈ら3人の女子プロが出場し、注目を浴びていました。大会自体に華やかさを与える一方で、女子プロには負けるわけにいかないというプレッシャーをどう感じているのか、手嶋多一プロに聞きました。
予選通過を応援しながらのラウンド
今年も3人の女子プロが出場した前澤杯。同じティーイングエリアから回るだけに、負けるわけにいかないというプレッシャーも大きかったのでは? その辺りの心境を手嶋多一プロに聞いてみた。
※※※
今年は出場しませんでしたが、昨年の前澤杯に出場したときは、やはり女子プロに負けるわけにはいかないという気持ちは少なからずありましたね。なんとか2人の女子プロよりもいい成績で4日間を終えることができて、ホッとした記憶があります(笑)。
実は、今から21年前の05年、カシオワールドオープンで16歳の女子高生と同組になった経験があるんですよ。もちろん、プロアマ戦ではなく、本戦での話です。その女子高生とは、大会の約1カ月前にプロ転向を表明したミッシェル・ウイー。身長183センチの長身で、ドライバーの平均飛距離が300ヤードという触れ込みでした。

大会前から注目度はかなり高く、開催コースのKochi黒潮カントリークラブにヘリコプターで来場するなど、まさにスター級の扱いでした。その数年前に国内ツアーに初めて出場したタイガー・ウッズが来日したときのフィーバーぶりと重なったぐらいです。大げさかもしれませんが、町を挙げてのお祭り騒ぎでしたね。
果たしてだれが予選ラウンドを一緒に回るのか、当時、選手会長を務めていた横田真一選手と前選手会長の自分に白羽の矢が立ち、同組で回ることに。スタート前に記念写真を撮りましたが、自分たちよりもウイーのほうが圧倒的に背が高く、漢字の『山』みたいな絵面だったと思います。
ゴルフのほうは、正直、勝ち負けよりもウイーに伸び伸びとプレーしてもらおうと、結構気を遣いましたね。というのも、ウイーは招待選手なだけに、できれば主催者としては4日間プレーしてほしい気持ちはあります。自分と横田選手もなんとか予選通過してほしいと、どこか応援しながらのラウンドでした。
実際、とても16歳とは思えないほどいいプレーをしていましたよ。飛距離的にも、5回ほどオーバードライブされたと思います。ただ、アプローチに結構苦労していましたね。それでも、2日目の16番ホールを終えて、カットライン上にいたと思います。残り2ホールを1オーバーなら予選通過という状況でした。ところが、まさかのボギー、ボギーで1打及ばずの予選落ちに。大会関係者同様、自分たちもがっかりしていました。
大きな音楽はさほど気にならない
話を前澤杯に戻しましょう。個人的には、男子の試合に女子プロが出場するのはいい事だと思います。やっぱり華やかな雰囲気になりますからね。また、同大会はほかの試合と違い、前週からプロアマ戦を数日にわたって開催していますが、それも気分転換になっていいのかもしれません。
大会中継を観ていた人は、コースの中で音楽が流れたりするなど、にぎやかに感じた人もいるでしょう。ほかにもそういう大会はいくつかありますが、選手は意外と大きな音には慣れてしまうものなんです。
静かな状態からいきなり音楽が流れると気になりますが、最初から流れている場合はさほど気になりません。まあ、いろんな意見もあると思いますが、お祭りみたいな雰囲気にしたほうがギャラリーを集められるのであれば、そういう大会があってもいいのではないでしょうか。
手嶋多一(てしま・たいち)
1968年10月16日生まれ、福岡県出身。15歳で日本オープンの予選を通過するなど、ジュニア時代から活躍し、“九州の怪童”と呼ばれる。米国留学を経て93年に国内男子ツアーでプロデビュー。日本オープン、日本プロなどツアー8勝を飾る。07年には欧州ツアーにフル参戦している。現在はシニアツアーを主戦場にしながら、男子ツアーにも数試合出場している。2025年は国内シニアツアー最終戦「いぶすき白露シニア」で4年ぶり3勝目を挙げる。ミズノ所属。
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