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- 露出の多いウエアより現場が頭を抱えるのは別の問題… ゴルフ場が語った意外な“対応に困る客”
夏場は紫外線対策のため、肌の露出を抑えた服装が女性ゴルファーの主流となっています。では、露出の多い服装やタトゥーはゴルフ場でどう受け止められるのでしょうか。現場の声から、変化するドレスコードの実情を探りました。
肌を過度に露出する女性ゴルファーはほとんどいない
近年は夏の日差しが強烈になり、女性ゴルファーの服装も大きく変わりました。UVカット機能付きのインナーやアームカバー、レギンス、フェイスガードなどを身に着け、できるだけ肌を露出しないスタイルが主流になっています。
一方で、昨年は「下着ディズニー」という言葉がネット上で大きな話題になりました。下着のような露出の多い服装でテーマパークを訪れ、その様子をSNSに投稿する若い女性に対し、「公序良俗に反する」「大勢の人が訪れる場所にはふさわしくない」といった批判が集まりました。
では、もし同じような服装の女性がゴルフ場へ来場したら、どうなるのでしょうか。メンバーからクレームが入り、プレーを断ることはあるのでしょうか。ゴルフ場関係者に聞いてみました。

すると、関係者は写真を見て苦笑いを浮かべながら、「こんな格好の子たちがうちのゴルフ場に来たら、絶対にNGですね。メンバーさんが必ず指摘しますから、入場をお断りして、『着替えてもらわないとプレーはできません』とお伝えするでしょうね」
ただ、実際の現場では、そのような服装の女性ゴルファーは見かけないそうです。基本的にはゴルフウエアを着用してプレーする女性がほとんどで、メンバーからウエアについて苦情が寄せられることもほぼないといいます。
「ゴルフウエアもいろいろ進化していますから、肌の露出がやや多いデザインもありますが、メンバーさんたちも、『ゴルフアパレルが販売しているなら、まあ、いいんじゃないの』みたいな感じですね」
逆にひと昔前は、日焼け対策として着用するアンダーウエアを、好ましくない服装と禁止していたゴルフ場もありました。その理由は「下着を見せてプレーするのはだらしない」からです。野球や他のスポーツで機能性インナーを着ることが当たり前になっていた時代でも、ゴルフだけは違う価値観を持つ人たちが少なくありませんでした。
しかし現在では、そうしたアンダーウエアはゴルファーの日焼け対策として認められるようになってきました。ゴルフ場のドレスコードも時代に合わせて少しずつ変わってきています。
タトゥーが見えているゴルファーへの対応が悩ましい
一方で、関係者によると、現在のゴルフ場で服装以上に判断が難しいのはタトゥーだといいます。
「腕にタトゥーが入っている若い子が増えているんですよ。それが見える状態で、半袖で回っていると、ちょっと悩ましいですね。アンダーウエアで隠してくれれば、何の問題もないんですけどね」
「それが和彫りだったら、『さすがにちょっと隠してください』と言いますが、オシャレなタトゥーだったら何も言いません。ただ、『他のゴルフ場だったらNGだから、気を付けたほうがいいよ』と本人に伝えたことはあります」
露出の多い服装も、タトゥーも、結局はドレスコードの考え方につながっています。その基本は、「自分がどう思うか」ではなく、「周囲がどう思うか」です。派手な色使いのウエアを禁止しているゴルフ場があるのも同じ理由です。ゴルフアパレルメーカーが販売している製品だからといって、すべてのコースで歓迎されるとは限りません。
近年は若い女性ゴルファーが増えていますが、多くの人は肌を露出したいからゴルフをしているわけでも、日焼けをしたいわけでもありません。むしろ紫外線対策を徹底しながらプレーしています。「下着ディズニー」のような服装がゴルフ場で問題になる場面は、現実にはほとんどありません。
その一方で、タトゥーのように時代とともに価値観が変わるテーマについては、今後もゴルフ場ごとに判断が分かれるのかもしれません。ゴルフ場のドレスコードは、その場所を利用する人たちがお互いに気持ちよく過ごすための約束事として、これからも少しずつ姿を変えていくのでしょう。
文・保井友秀(やすい・ともひで)
1974年生まれ。出版社勤務、ゴルフ雑誌編集部勤務を経て、2015年にフリーライターとしての活動を開始。2015年から2018年までPGAツアー日本語版サイトの原稿執筆および編集を担当。現在はゴルフ雑誌やウェブサイトなどで記事を執筆している。
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