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- バンカーのならしにレーキは使わない?コロナ禍での最新ゴルフ事情
新型コロナウィルスの感染が拡大するなか、屋外で密になりにくいなどの理由でゴルフを始める人が増えているようです。コロナ禍の中で変化したゴルフ事情をリポートします。
コロナ禍で変わったゴルフ事情とは
新型コロナウィルスの影響が出てからすでに1年以上が経過しましたが、これを機にゴルフを始める人が増えているようです。確かに屋外スポーツであるゴルフは密になりづらいですし、運動する機会が減った人にとっては絶好のスポーツなのかもしれません。
ただ、ゴルフがいくら新型コロナウィルスの影響を受けづらいスポーツといっても、全く変化がないわけではありません。コロナ禍で変わったゴルフのルールや習慣について紹介していきたいと思います。
感染防止策の徹底
この1年でソーシャルディスタンスという言葉は当たり前に使われるようになりました。プレー中のソーシャルディスタンスが保ちやすいと言われているゴルフですが、感染防止策はしっかり施されています。
2021年に関西オープンを開催した兵庫県・有馬ロイヤルゴルフクラブの山本良太支配人によると、「4月に出された3回目の緊急事態宣言以降、レストランではお昼の営業以外食事の提供はやめており、コンペルームでの飲食の提供もNGにしています」と話すなど、感染防止策には気を使っていると言います。
実際、密になりやすいクラブハウスやレストランではマスクの着用が徹底されていますし、ラウンド後の汗を流す浴場の使用を控えているコースも多いです。
ゴルフではプレーヤー同士で2メートル以上の距離を取りやすいため、プレー中のマスク着用を義務化しているゴルフ場はないようですが、プレー中でも密になりやすい場所があります。
それは、移動中のカートです。
ゴルフ場のホームページを見ると、なるべく密着して座らず、会話を避けるよう推奨しています。
前述の有馬ロイヤルゴルフクラブでも、「カート乗車中のマスク着用をお願いする注意書きを掲示したり、カートの前後の座席の間に透明なシートを設置するなどして感染防止に努めています」(山本良太支配人)ということです。
またそのほかには、ティーイングエリアには打つ人だけが上がるよう呼びかけているゴルフ場もあります。
バンカーレーキは使わない
バンカーからボールを出した後はレーキを使ってならすというのがゴルフの一般的なマナーです。しかし、コロナ禍のゴルフでは、不特定多数の人が触るバンカーレーキを使用しないよう呼びかけているゴルフ場も多くあります。
その場合、バンカーからボールを出した後は足で平らにならすことが推奨されていますが、もし残っていた足跡などにボールが入ってしまったら無罰での6インチプレースを認めているところがほとんどです。6インチプレースとは、ホールに近づかないように6インチ以内(約15センチ)でボールを動かしてもいいというルールです。もちろん正式な大会では適用されないルールですのでご注意下さい。
ピンフラッグは抜かない
これも先ほどのバンカーレーキと同じ理由で、グリーン上のピンフラッグは抜かずにプレーすることが推奨されています。実は2019年のルール改正で、ピンフラッグを挿したままパッティングすることがOKになっており、新型コロナウィルスの影響で急速に普及したルールです。
そのほか、カップにも触れないようにとワングリップ以内(約30センチ〜50センチ)ならパッティングせずに入ったことにするという独自のルールを設けているゴルフ場もあるようです。
さらに、グリーン上での密集をさけるために、カップに遠い人から順番に打つのではなく、1人が連続してカップインするまでプレーすることを推奨しているゴルフ場もあります。
スループレーが増加
これは新しいルールではないですが、新型コロナウィルスは日本のゴルフのプレースタイルも変化させています。
日本のほとんどのゴルフ場では、前半の9ホールをプレーした後にレストランで昼食をとり、後半の9ホールをプレーするというスタイルが一般的でした。しかし、レストランでの密を防ぐために、スループレー(18ホールを連続でプレーするスタイル)にするゴルフ場も増えています。
ゴルフは1日がかりのレジャーというイメージでしたが、スループレーであれば時間短縮にもなるため意外と好評なようです。海外ではスループレーが一般的ですが、もしかしたらこれを機に日本でも、スループレーがメジャーになるかもしれません。
以上、コロナ禍で変化したゴルフ事情をご紹介しました。感染予防のために推奨されていることはきちんと守って、ゴルフを楽しみたいですね。
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