練習してもなかなか上手くならない ぜひティアップ打ちを!

ゴルフの練習には週に何度も行っているけど、なかなか上手くならないって人も多いんじゃないでしょうか。それは間違った練習をしているからかもしれません。

ティアップ打ちで入射角や打点を安定させよう!

 ゴルフは難しいスポーツです。やはり練習をしないと上手くならないです。

 しかし、やみくもに沢山ボールを打っても上手くはならないのです。上手くなるどころか、「ヘタを固める」練習をしているアマチュアも多いのです。では効果のある練習ってどんな練習なのでしょうか。

 筆者がおすすめするのはティアップしての練習です。ドライバーはもちろんティアップして練習されていると思いますが、その他のクラブもティアップして打つことでクラブの入射角や打点が安定するのです。

 そもそも練習場の人工芝というのはソールが滑ります。多少ボールの手前にクラブが入ったとしても地面に刺さらず滑ってくれるので、普通にボールが飛んでいきます。人工芝で打っていると、アマチュアはミスショットをしたとしても気付きにくいというわけです。

練習場の人工芝では、ミスショットなのかナイスショットなのかが分かりにくんです!

 そこでティアップです。少し高めのティアップをしてアイアンショットをしてみてください。ボールを上げるような動きでヘッドが下から入ってしまうと、ボールを打つ前にティを打ってしまったりするし、かなり高弾道で飛距離の出ない球になったりします。

 逆に打ち込みすぎても、ヘッドの上部にボールが当たることで飛距離がバラつきます。入射角や軌道が正しくないと、とたんにミスショットになってしまうんです。

 人工芝で上手く打てているつもりになっていても、ティアップして打つことで、インパクト時のフェースの向きがどうなっているかということがわかりやすくなるんですね。また体とボールとの距離が遠くなったり近くなったりしてもミスになるので、その確認もできます。

 ティアップ打ちでは、毎回打ち出しの角度が同じになるように練習すれば打点が安定してきます。少し低めの球が出るようになるとバッチリです。ティを打ってしまわないように、クリーンにボールを打てるように意識しながら打ちましょう。

 ティアップして打つとソールが地面に当たらないぶん打感を感じやすいので、フェースのどこに当たっているのかを感じながら練習しましょう。

ウェッジこそティアップをおすすめします!

 ウェッジの練習も、ぜひともティアップしてやって欲しいです。人工芝でウェッジの練習をしても、ちょっとしたミスには気付きにくいわけで、その小さなミスがコースでは距離感の狂いになってくるわけです。ティアップしてティを打ってしまわないように打ちましょう。

 アイアンの練習と同じように出球の高さが揃うように。ポッコンと高い球ではなく、カツっと乾いた音で低めの弾道が打てるようになれば良い当たり方をしてスピンがかかっている証拠です。少しでもボールを上げようとしたりする動きになるとティを叩いてしまったり、ポッコン球が出てしまうのですぐに分かります。

ウェッジでも少し高めのティアップで打つことをおすすめします。これで低めの球が打てるようになれば、入射角が安定してきます。

藤田寛之プロもやっているフェアウェイウッド打ちも挑戦してくださいね!

 ティアップ練習でぜひともやってもらいたいのがフェアウェイウッドです。フェアウェイウッドが苦手なアマチュアって多いと思うのですが、それはボールを上げようという意識が出てしまうことが原因。少し高めのティアップをして、フェアウェイウッドで低いライナーボールが打てるように練習してください。

 低いライナーを打つためには、なるべく水平にヘッドを入れて、フォローも低く真っ直ぐ出すことが大事です。この練習はかなり難しいですが、これができるようになると他のクラブも入射角が安定して、ダフリやトップのミスが少なくなる上に、方向性も良くなります。

 このティアップしてのフェアウェイウッド打ちは、芹澤信雄プロ率いる「チームセリザワ」の定番練習方法なんです。チームセリザワの藤田寛之プロも調子が悪くなると、必ずこの練習をしてスイングを調整するそうです。

 せっかく一生懸命練習しても、ただボールを打っているだけでは上手くはなりません。短時間でも意味のある練習をすることが大事です。トッププロもやっているティアップ打ちを、是非やってみてください。

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練習場の人工芝では、ミスショットなのかナイスショットなのかが分かりにくんです!
ウェッジでも少し高めのティアップで打つことをおすすめします。
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