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- 「スタート時間の1時間前にはゴルフ場に到着しなさい」の根拠とは?
ゴルフを始めたばかりのころ「スタート時間の1時間前にはゴルフ場に到着しなさい」と教わり、「なぜそんなに早く到着しなきゃいけないのか」と思っている人も多い。ギリギリの到着ではダメな理由とは?
渋滞やトイレなど、ゴルフ場までの道のりはトラブルがつきもの
近ごろゴルフ場に行くと、コースデビューしたばかりと思われる若者たちの姿を見かける機会が増えた。
フロントでロッカーキーを受け取ったのにロッカールームの場所が分からずアタフタしていたり、練習場の利用方法に戸惑ったりしている様子を見ると、何だか微笑ましい気持ちになる。ゴルフ歴が長くなると経験値は増えるが、ゴルフ場に行くこと自体が遠足のようだったワクワク感は次第に薄れていく。
ゴルフを始めたばかりのころ「スタート時間の1時間前にはゴルフ場に到着しなさい」と教わり、「なぜそんなに早く到着しなきゃいけないのか」と思っていた。ただでさえ朝早いスタート時間なのに、それよりも1時間前となると、7時とか8時にはゴルフ場に到着しなければならない。
東京に住んでいると片道1時間以内で到着できるゴルフ場はほとんどない。片道1時間30分から2時間近くかけてゴルフ場に行くことが多いので、出発時間は5~6時、起床時間は4~5時になる。ゴルフ場に行くのは楽しみだが、さすがに早過ぎる。
正直に告白すると、寝坊してスタート時間に遅れたことが何度かある。
そういうときはだいたいスタート時間の30分前に同伴メンバーから電話がかかってきて「今どこにいる?」と聞かれる。「あと○キロです」とか「まだ高速道路を降りていません」と答えると、「それなら間に合うから急げ」とか「間に合わないからスタート時間を変更してもらおう」と言われる。
ゴルフ場はこの手の対応に慣れているので、間に合わない場合はスタート時間を変更してくれる。空き枠があればそこに入れてくれるし、空き枠がなければ最終組の後ろにつけてくれる。そして「日没に間に合わないかもしれませんので、なるべく早めにプレーしてくださいね」などと忠告を受けながらスタートしていた。
ギリギリで間に合ってもスタート時間を変更してもらっても、その日は一日中、肩身の狭い思いをするので、できるだけ時間に余裕を持って行動したほうがいいのは言うまでもない。
スタート時間の30分前に到着していないと同伴メンバーは不安になる
前述の例を見ても分かるように、同伴メンバーはスタート時間の30分前にゴルフ場に到着していないと不安になる。なぜならば、ゴルフのマナーとしてスタート時間の10分前にはティーイングエリアに到着しておきたい。そのためには20分前にクラブハウス周辺に集合するのが理想だ。スタートホールは必ずしもクラブハウスの目の前にあるとは限らない。徒歩やカートで2~3分かかるケースが多い。そう考えると、遅くとも30分前にはフロントで受付を済ませてロッカーで着替え始める必要がある。
着替えなんてジャケットを脱いでシューズを履き替えるだけという人もいるだろうし、準備体操もショット練習もせずにいきなりスタートホールのティショットを打てる人もいる。それでも30分前には必ずゴルフ場に到着しておくべきだろう。
そして道路の混雑状況やトイレに立ち寄ったりすることを考えると、40分前や50分前ではなく1時間前を到着目標時刻に設定し、何か想定外のことが起こっても30分前には絶対に間に合うようにスケジュールを組んでおいたほうがいい。
ちなみにプロゴルファーはほとんどの選手がスタート時間の2時間前にはゴルフ場に到着する。競技ゴルフの世界はどんな理由であろうともスタート時間に遅刻すると競技失格になるからだ。ただし、5分未満の遅れであれば2罰打となる。
直近では男子ツアーのフジサンケイクラシック2日目に大槻智春がスタート時間に遅刻し、2罰打を科された。この大会は初日から濃霧による競技中断で日没サスペンデッドとなり、変更になったスタート時間を本人が勘違いしていたことが遅刻の原因でもあったが、プロの試合でもこういうことが起こる。
ましてやアマチュアは8時24分スタートを8時42分スタートと勘違いすることなんて日常茶飯事である。そんなときでもスタート時間に遅れないためには、1時間前に到着しておくくらいがちょうどいい。
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