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- イ・ボミ「今のゴルフが恥ずかしい」だからこそ諦められない【イ・ボミの“チンチャそれ!” Vol.1】
多くのファンから愛されるイ・ボミ選手が、日韓のゴルフの話やプライベートのことなど、現在の心境を本音で語る連載がスタート。1回目のテーマは、今の自分のゴルフ、そして、ツアープロとしての今後について率直に語ってくれました。
「今年で終わりというのは頭にない」
日本女子ツアー参戦から11年目を迎えたイ・ボミ選手。2015、16年には2年連続で賞金女王となり、今も多くのファンから愛されています。そんな彼女の新連載がスタートします。日韓ゴルフの話やプライベートのことなど現在の心境を本音で語ります。(構成:キム・ミョンウ)
アンニョンハセヨ! プロゴルファーのイ・ボミです。今までは自ら積極的にメディアに発言することはありませんでしたが、今回「e!Golf」さんに提案をいただき、少し考えた結果、いろいろと話してみようかなと思いました。
試合で感じたこと、新たにチャレンジしていること、そしてプライベートの話などできる限りファンの皆さまに今の私のことを伝えられたらなと思っています。
さて、記念すべき第1回目は、何を話そうかなと考えていたのですが……。みなさんが気になっているのはやっぱり、私のゴルフのことですよね。明るい話題にしたいのですが、しょうがないです(笑)。
約1カ月前の「ゴルフ5レディス」で、韓国から日本に帰ってきて2カ月ぶりにツアーに復帰しました。試合前の会見で「今年で終わりというのは頭にありません。もっと家族の前でファンの皆さんにプレーを披露する姿を見せたい」と語りました。
もう少し深い話をしましょう。今季は賞金ランキング82位(10月12日現在)という結果からも調子が良くないのは一目瞭然です。ショットが右へ左へと曲がるミスショットが多く、それを修正するための試行錯誤が続いています。
正直に言うとゴルフをしながら「とても恥ずかしい」というのが本音です。今はコロナ禍でギャラリーの方が自由に来られないので、恥ずかしいスイングや成績を見られていないのが、幸いというところでしょうか。本当に今のいまも、ショットの球筋には納得いっていませんし、気持ちは晴れていません。だからなのか、一方で諦められないという気持ちもあります。
現状は納得のいくショットができるようになり、少しずつ希望が見え始めればいいのですが、1日調子がいい日があっても翌日にはダメになり、それがいま続いている状態です。頭も体も疲れているというのが正直なところです。
「ここで辞めたら後悔しか残らない」
でも、このままの状態でシーズンを終えたら悔いが残ります。それに日本で10年以上もプレーして、新型コロナウイルスの感染拡大がなければ、本来であれば帯同してくれているお母さんや夫がいない状況で、ツアーから離れたら後悔しか残りません。
少しずつコロナが収束し、家族がいる前でいいプレーをする姿を見せられればいいと思っています。それに多くのギャラリーの前で今の姿のままで去ることはできないというプライドもあります。なので、あの時の記者会見ではそう語りました。
優勝したいとか、トップ10入りしたいとか、そういう気持ちはないと言えば嘘になりますが、それは10%もありません。いや、1%の希望と言うほうが正しいです。
賞金シードを失うかもしれないという心配は当然あります。それでも後ろばかり向いていられません。現在の状態から脱出するため、本当にベストを尽くして練習も試合もしています。自分が求めるスイングとショット、満足のできるプレーができる日が来るまで、がんばりますから見ていてください!
■イ・ボミ/1988年生まれ、韓国出身。2010年に韓国女子ツアー賞金女王となり、11年から日本ツアーに参戦。15年に7勝、16年は5勝して2年連続で賞金女王となる。ツアー通算21勝。19年12月に俳優イ・ワン氏と結婚。愛称は“スマイル・キャンディー”。延田グループ所属
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