総額約58億円の2020-21シーズン 学年別で獲得額を調べたら黄金VSプラチナ世代に意外な差!

コロナ禍の影響で約2年間、総額約58億円というビッグシーズンとなった昨シーズン。そこで賞金総額を学年別で集計。一番獲得したのはやっぱりあの学年だった。

2倍以上!黄金VSプラチナの獲得賞金額に予想以上の差

 コロナ禍で2年にまたがった女子ツアーの長いシーズンは総賞金額が約58億円という破格の数字となった。

 この58億円の分捕り合戦を学年別でやってみると、どうなるのか? 結果は、やはりあの世代が圧倒的1位だった。

約2億円を稼ぎ、黄金世代を引っ張った小祝さくら 写真:Getty Images

 今季、賞金を獲得したツアーメンバーは192人いた。

 上は1976年生まれの不動裕理から下は6月の2020年度プロテストに合格したばかりの岩井明愛・千怜姉妹ら2002年生まれまで、年齢差でいえば26歳となる。

 彼女らを海外選手は別枠にして学年別での獲得賞金をまとめて上位5学年をピックアップしたのが以下のランキングだ。

■2020-21シーズンの学年別獲得賞金ランキング
順位 生年   獲得賞金       賞金ランキング上位者
1位 1998年度 10億8556万1675円 小祝さくら、勝みなみ、原英莉花
2位 2000年度  5億3025万7920円 古江彩佳、西村優菜、吉田優利
3位 1995年度  4億2128万3656円 永峰咲希、金澤志奈、堀琴音
4位 2001年度  3億8354万6847円 西郷真央、山下美夢有、笹生優花
5位 1999年度  3億7210万3483円 稲見萌寧、菅沼菜々、鶴岡果恋

 黄金世代と呼ばれる1998年度生まれが大差をつけて1位に輝いた。稼ぎ出した約10億8556万円は2位のプラチナ世代(2000年度生まれ)の実に2倍以上である。

 賞金を獲得した黄金世代は21人。これは1995年度の19人を抑えての最多人数である。

 賞金ランキング最上位は小祝さくらの3位。以下、勝みなみ(7位)、原英莉花(8位)、高橋彩華(11位)、大里桃子(12位)、渋野日向子(19位)とトップ20に6人もの選手を送り込んでいる。

 賞金女王争いでは後輩たち(稲見萌寧、古江彩佳)の後塵を拝したが、絶対的な層の厚さを見せつけた形になった。

 2位のプラチナ世代は実質的なルーキーシーズンながらこれだけの存在感を示したのはすごい。

 シードに入った古江彩佳、西村優菜、吉田優利の3人はいずれもJGAナショナルチーム出身。古江6勝、西村4勝、吉田2勝と3人とも複数勝利を挙げている。

わずか2勝でも3位に入った1995年度生まれ

 3位は1995年度生まれ。常に話題の中心だった若い世代に割った入ったことは高く評価できる。賞金ランキング世代最上位は23位の永峰咲希で、勝利をマークしたのは永峰と堀琴音が各1勝と派手さはない。

 だが、シード入りした選手は永峰、堀に加えて金澤志奈、木村彩子、濱田茉優、柏原明日架と計6人もいる。これは、黄金世代の9人に次ぐ学年別2番目の多さなのだ。

オフには結婚を発表した1995年度生まれの永峰咲希 写真:Getty Images

 コツコツと堅実な成績を積み重ねてこれだけの賞金を稼ぎ出した学年だといえる。

 4位は新世紀世代とも呼ばれる2001年度生まれだ。

 プロデビュー2戦目からいきなり連勝して度肝を抜いた笹生優花は全米女子オープン制覇で米国を主戦場にしたため賞金ランキングこそ15位にとどまったが、ゴルフファンに与えたインパクトは超ド級。

 未勝利ながら約1億7899万円を稼いで賞金ランキング4位に入った西郷真央、150センチの小さな体で1勝を挙げて1億円を突破した山下美夢有も新世紀世代。

 賞金を獲得したのはこの3人だけだから1人あたりの額にすると1億円をはるかに超えて圧倒的1位である。

 賞金女王の稲見を擁する1999年度生まれは5位。層が薄くて黄金世代とプラチナ世代に挟まれた「はざま世代」と揶揄されることもあったが、今季は菅沼菜々が世代2人目のシード入りを果たした。

 鶴岡果恋は賞金ランキング59位、メルセデス・ランキング55位とシードまであと一歩。吉本ここねは20年の日本女子オープンで上位争いするなど、奮闘する姿が随所に見られた。

海外勢の賞金占有率は12.4%と控えめな数字に終わった

 では、海外選手はどれくらい稼いだのか。

 今季は7億2084万1833円だった。黄金世代のほうが上である。

 総賞金額に対する海外勢の占有率は12.4%。多い時には30%を超えていたから今季はかなり少なかった。その要因はさまざまあるが、そのうちのひとつはやはり黄金世代を筆頭にした若手日本人選手の台頭にあることは間違いない。

 黄金世代の占有率は18.7%。かなりのパーセンテージになるが、実は2019年は20.8%をマークしており今季は少し減っているのだ。これもまた下の世代の急成長が要因である。

 来季も黄金世代が層の厚さを見せつけるのか、あるいはほかの世代がグッと勢力を広げるのか。世代間の争いも見ものである。

原英莉花や稲見萌寧など各学年を引っ張った実力者たちのドレス姿を画像でチェックする

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