ソールが柔らかくスパイクレスに近い感覚
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。アディダスゴルフから「TOUR360 22」が発売されました!このシューズのソール、スパイクとスパイクレスのいいとこ取り的な「スパイクモア」というソールを採用した革新的なシューズなのだとか。いったいどんなシューズなのでしょうか?
その「TOUR 360 22」シューズをラウンドしながらコースで試せる機会がありましたのでレポートしたいと思います。クラブもシューズもコースで試さないと分からないですからね~!
「TOUR 360 22」はスパイクの「地面に刺さるグリップ力・安定性」とスパイクレスの「地面に吸い付くグリップ力・快適性」を融合させた「スパイクモア」というソールを採用しています。
従来の「クリート」と呼ばれる爪では固定するための台座が必要となり、その台座の影響でソールが固くなったり配置できる場所が限定されたりするのです。また「クリート」の形状にも制限があります。
「スパイクモア」ソールでは一体成型することにより最適な形状と適切な位置の柔軟性を実現することが出来ます。
そして従来の「クリート」のような形状の「タービン」と呼ばれるパーツが歩行時には柔らかくフラットな履き心地を生み、スイング時の圧がかかった場面では地面をしっかりとつかみ安定感を生み出します。
その他にもインソールが足の側面を覆う形状になったり、「ラスト」と呼ばれる足型が変更になったりと、多くの部分で新しい機能が追加されています。
なんだかんだ言っても、実際に履いてみないと機能って分かりませんから、さっそく履いてラウンドしました!
恐ろしいほどのフィット感で下半身の安定を実感
試し履きラウンドをしたの太平洋クラブ八千代コース。ここは乗用カートではなく、歩きラウンドで、途中多少のアップダウンもあるので試し履きには最適です。
まず履いた瞬間からかなりのフィット感を感じました。ヒモを結ぶと、完全に足が包み込まれるような感覚。ヒモタイプのシューズでここまでフィットする感覚は初めてかも。
歩いてみるとかなり柔らかくて、スパイクモデルのような突き上げ感がない。ソールが自分の歩いているときの足裏の形にフィットしてくれているような感覚で、足が疲れにくい。
そしてスイングの時には予想以上に地面に食いつく感じがありました。この食いつく感じっていうのも、今までのスパイクシューズとは違って足の裏全体が食いつくような感じなんですよね。
この食いつき感のおかげでいつもよりもしっかりとスイングができる感覚があって、いつものように振っていくとボールがつかまりすぎることがありました。下半身が安定してしっかりと地面を蹴れるような感じですかね。
また体重移動をしても左右に力が逃げてしまうようなことがなく、しっかりとパワーを受け止めてくれる感覚がありますね。
斜面も歩いてみたりショットしたりしましたが、安定感は抜群。スパイクレスでたまに感じるような滑るような感覚は全くなく、靴の中で足が動いてしまうようなことも無かったです。斜面でもしっかりと地面に食いついてくれました。
久しぶりの歩きラウンドが終わっても、足裏やふくらはぎの疲れがいつもより軽かったです。やはり足にしっかりフィットしてくれると足裏やふくらはぎへの負担が少ないんでしょうね。
「スパイクモア」のソフトな歩き心地も良かったんだと思います。おそらくですが、ショットへの好影響もあったんじゃないかと。
やはりね、クラブもシューズもラウンドで実際に試さないとダメですよね。ボク的にはかなりオススメのシューズなので、ぜひみなさんもこのフィット感と「スパイクモア」の感触をショップで試してみてください。