飛びと方向性のバランスを考えたら「44.5インチ」が理想!? ドライバーの長さについて考える | e!Golf(イーゴルフ)|総合ゴルフ情報サイト

飛びと方向性のバランスを考えたら「44.5インチ」が理想!? ドライバーの長さについて考える

ドライバーは長くなるほど、ヘッドに強い遠心力がかかり、物理的に飛距離が出しやすいと言われます。一方で、長くなるほど芯でインパクトするのが難しくなり、ボールの曲がりも大きくなります。一体、飛距離と方向性を両立できる理想的な長さとは何インチなのでしょう?

長くなるほど飛ぶのはプロだけ!?

 ゴルフにおける最大の楽しみの一つは、ボールを遠くへ飛ばすことではないでしょうか。気持ちよくドライバーを振り切り、ボールがぐんぐん伸びる様を見るのは何物にも代えがたい快感です。

最近のドライバーとしてはかなり短めの44.5インチに設定された「egg44 ドライバー」

 飛距離を伸ばすにはさまざまな方法があります。より効率的に飛ばすためにスイングを磨くのも良いですが、手っ取り早いのはドライバーそのものを見直すことでしょう。今回は、飛ばすためのドライバーの長さについて考えていきます。

 まず前提として、ドライバーは長くなるほど、スイングスピードが速くなって、飛距離が伸びると言われています。実際、2022年1月にはクラブの最大長さを「46インチ」に規制できるローカルルールが新設されました。これは主にプロやエリートアマチュアを対象とした大会を想定していますが、裏を返せばクラブを長くすることに確かなメリットがあることの証明でしょう

 しかし、クラブは長くなるほど、フェースの芯でボールをとらえるのが難しくなり、ミスをする確率が高くなります。せっかく長いドライバーでスイングスピードを上げても、芯でボールを打てなければ飛びませんし、ボールが大きく曲がってしまっては意味がありません。

 そう考えると、ドライバーをギリギリまで長くすることでメリットを享受できるのはプロや上級者のみだと言えそうです。例えば、米国のフィル・ミケルソン選手はルール規制前の2021年に、47.75インチのドライバーを使いこなして飛距離のアドバンテージを得ることに成功し、50歳でのメジャー大会「全米プロゴルフ選手権」優勝という快挙を達成しています。

44.5インチと45.5インチで飛距離差はほとんど出ない!?

この表を見ると、あまり長くしても飛距離は頭打ちになることが予想できる

 長くなるほど飛ぶ可能性は高くなるものの、曲がる可能性も高まるドライバー。では、飛距離と方向性のバランスを考えた上で、最適な長さとは何インチなのでしょう?

 ゴルフクラブを製造・販売するメーカーPRGR(プロギア)が収集した面白いデータを紹介しましょう。これは42インチ、43.5インチ、44.5インチ、45.5インチと、長さの違うドライバーを同じテスターに打ってもらい、弾道計測を行ったものになります。
 
 まず、市販のものよりかなり短い42インチと43.5インチのドライバーについては、インパクト効率の高さを示す「ミート率」などで高い数値を残しています。しかし、ランを入れた「Total」では、44.5インチ以上のドライバーに比べて、10ヤード以上も落ちてしまいました。

 OBを回避し、安定してフェアウェイをとらえることを考えたら、極端に短いドライバーもありかもしれませんが、飛ばすという意味では不利なのは間違いありません。

 では、44.5インチと45.5インチのデータはどうでしょう?

 トータル飛距離では、わずかに45.5インチが優位ですが、インパクト効率や方向性という面では44.5インチがかなり優位だと言えそうです。たとえば、目標からの左右のズレを示す「Shift」を見ると、45.5インチが12.1ヤード右にズレているのに対し、44.5インチは7.0ヤードで収まっています。

 45.5インチは、44.5インチよりもスイングスピードが上がり、最大飛距離を伸ばせる可能性があるものの、長さの分だけボールがつかまらず、右へのミスが出る危険が高くなるわけです。そう考えると、ほとんど飛距離差がなく、インパクト効率や方向性が高くなる44.5インチがアマチュアゴルファーがバランスよく飛ばせる長さだと言えそうです。

あえて短尺設定にしたドライバーが販売されている

 バランスよく飛ばせるドライバーの長さは、44.5インチだと分かりました。しかし、市販されているドライバーの中で、最初からこの長さで組まれているものは決して多くありません。

 多くのドライバーは長さが45.25~45.75インチほどに設定されていますので、44.5インチで使用するには、ゴルフショップや工房などでシャフトをカットしてもらう必要があります。

 ただし、この方法だとヘッドのバランスが軽くなり、ドライバー本来の性能が出せなくなる恐れがあります。また、一度カットしてしまったシャフトは元に戻せませんので、万が一、44.5インチが合わなかった時に後悔することになるかもしれません。

 数あるメーカーの中で、あえて44.5インチの短めなドライバーを販売しているのが前出のPRGRです。21年11月に発売された「egg44 ドライバー」は44.5インチの長さで最適化されたモデルになっています。

 既存のクラブを調整するのは、難しく手間もかかりますから、もし、今より短めのドライバーを試してみたい場合は、こういった短尺設計のモデルを試してみるのがおすすめです。

 このように、ドライバーの性能は長さに大きく影響されます。人によっては長いほうがタイミングが取りやすい場合もありますが、多くのゴルファーは短めの方が飛距離と方向性のバランスを取りやすくなるはずです。ぜひ、さまざまな長さのドライバーを試打して、自分に最適な長さを見つけてください。

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