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- 二刀流がスタンダードになる!? レーザーとGPSの距離計測器を使いこなす方法
今や多くのゴルファーが使用している「飛距離測定器」。しかし、いまだにレーザータイプかGPSタイプかで迷っている人は多い。しかし、最近は両方を使用するハイブリッドタイプのゴルファーも増加。そこで、それぞれの特徴と二刀流のメリットを探った。
ウォッチ型の登場で一気に普及したGPSタイプ
筆者は長年、ゴルフクラブメーカーで働いていました。主業務はマーケティングで、プロサポートも含まれていました。
2002年、日米共催のLPGAツアーの練習日に「距離計測器」の使用シーンを初めて見ました。レーザー距離計を構えたキャディーが、選手に口頭でピンまでの残り距離を伝える。当時の日本ツアーでは、コースの距離表示マークを基点に歩測するのが一般的。「すごいなあ、さすがアメリカ。本場は違う」と感心したのが距離計との出合いでした。
今から3年前の2019年、ゴルフ規則の大幅緩和を受けて、距離計測器の使用が全面解禁されて以降、瞬く間にゴルファーの必需品となりました。
残り距離を前もって正確に把握できれば、ショット時の不安が一掃される。技量レベルは関係ない。プレーファストにもつながります。
距離計測器は「レーザータイプ」と「GPSタイプ」に大別されていて、以前の使用者は競技ゴルファーがほとんどで「レーザータイプ」が主流でした。
レーザー光の反射を利用することにより、ピンポイントで直線的に対象物を捉えて、正確に距離を測ることができます。最近の機種は高低差まで計測できるものが大半になっています。
これらの商品開発の共通テーマは、早く、扱いやすく、正確に計測できることでしょう。使い手がストレスなく正確な数字を把握できることに各社とも主眼を置いているのです。
一方、「GPSタイプ」は急速に進化しています。ゴルファーが動いた地点のリアルな位置情報がモニターに映し出されます。当初は数字だけのモノクロ表示だったものが、カラー画面の見やすいものが増えました。
コンパクトなウォッチ型にカラーのコース情報が採用されてから、一気にアマチュアゴルファーへ浸透しました。今ではウォッチ型が主流となっています。
GPSは「グローバル・ポジショニング・システム」の略で、米軍が軍事目的で開発したものを民需転換したものです。安全保障上の問題から故意に精度を落としてあり、その誤差を補うために準天頂衛星で補完しているそうです。日本では「みちびき」衛星群がGPSを補完する高精度の衛星測位システムに用いられています。
二刀流の具体的な使い方とは
筆者のこれまでの経験から思う、距離計測器の理想の活用方法はこんな具合です。
1、ティーイングエリアに入る前にGPSタイプでコースレイアウトを確認
2、障害物等があれば、レーザータイプでその地点までの距離を確認
3、次の地点へ到着前にGPSタイプで周りの状況と残り距離、グリーン付近を確認
4、気になる点があればレーザータイプで距離計測、納得して打つ
筆者の場合、ウォッチ型のGPSタイプをメインに使用し、100ヤードを切ってからはレーザータイプで実測を測ることが多いです。距離計測器の二刀流と呼んでいます。
自分が感じたピンまでの残り距離と計測値が合致すると気持ちよく、自信を持ってショットに臨めるのです。これら一連の動作を自分の打順が来る前に終えることを理想とし、プレーファストを心掛けています。
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