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- パターもミート率が命! 芯に当たりやすくなる“ある”ルーティンとは?【石井 忍のここスゴ!】
多くのツアープロのコーチとして活躍している石井忍氏が、“ここはスゴイ”と思った選手やプレーを独自の視点で分析します。今回注目したのは、PGAツアーのバルスパー選手権で優勝したサム・バーンズ。
パターを握る前に一瞬、クロスハンドで握る
PGAツアーのバルスパー選手権が開催されました。優勝したのはサム・バーンズ選手。
同じ25歳で、アマチュア時代に共にナショナルチームで戦ったデービス・ラリー選手とのプレーオフを制し、通算3勝目を挙げました。
バーンズ選手は、昨年の同大会でPGAツアー初優勝を飾っています。大会連覇は、2018、19年大会を制したポール・ケーシー選手に続く2人目の快挙でした。
今回の優勝により、フェデックスポイントランキングでスコッティ・シェフラー選手に次ぐ2番手に浮上。今シーズンの注目すべき選手のひとりです。

そんなバーンズ選手には、独特のパッティング・ルーティンがあります。
彼は、最もスタンダードな握り方である逆オーバーラッピングでグリップするのですが、パターを握る前に一瞬、クロスハンドで握る仕草を入れています。この動作にはどんな意味があると思いますか?
逆オーバーラッピングでパターを握ると、手元の位置は左手が上、右手が下になりますよね。
手元の位置に影響を受けやすいのが肩のポジション。逆オーバーラッピングは、左肩が高く、右肩が低くなるのが自然です。
ただ、この関係性が極端になり始め、左肩が上がり過ぎ、右肩が下がり過ぎてしまうことがあります。
すると、ヘッドがアッパー軌道で動き、フェースの下目でインパクトしやすくなってしまうのです。
下っ面で打つということは、芯を外しているということ。ミート率が下がって、転がりが悪くなるのです。
「パッティングのミート率なんて、そんなに重要じゃないでしょ!?」と思うかもしれませんが、パットのインパクトのズレは不調の入り口にもなり得る危険な要素です。
例えば、芯でヒットした時よりも1割転がらなければ、10メートルのパットで1メートル、1メートルのパットで10センチショートすることになります。
自分がイメージしているよりもひと転がり足りないと、プレーヤーは何をするか。
手先を使って調整し始めます。すると、さらに距離感が合わなくなってオーバーし、今度はオーバーを嫌がってインパクトで緩めてしまう。こんな負のスパイラルに陥ってしまうのです。
パッティングのミート率に大きく関わってくるのが、両肩のポジションというわけです。
逆オーバーラッピングでグリップするバーンズ選手は、肩のラインの傾きを抑えるため、一度クロスハンドで握り、左肩の上がり過ぎを防いでいるのです。
パット巧者は両肩を地面と平行に近い位置で構える
パット巧者の中には、フィル・ミケルソン選手のように、ターゲット側の肩が極端に上がっているプレーヤーもいます。
しかし、一般的にほとんどのパットが上手な選手は、両肩を地面と平行に近い位置で構え、ストロークしていると考えていいでしょう。
逆オーバーラッピングで握るアマチュアゴルファーで、打点が上下にズレる傾向がある人は、バーンズ選手のルーティンを真似してみてください。
ポイントは、クロスハンドから逆オーバーラッピングに握り直す時に、左肩の高さを変えないこと。
鏡を見ながらアドレスの練習をすると、肩の位置が分かりやすいはずです。ヘッドの動きが安定し、ボールを芯でとらえやすくなりますよ。
サム・バーンズ
1996年生まれ、米国ルイジアナ州出身。アマチュア時代から頭角を現し、2017年9月にプロ転向。翌シーズンから下部ツアーで活躍し、レギュラーツアーに昇格。21年のバルスパー選手権でツアー初勝利を挙げた。21-22年シーズンは、サンダーソンファームズ選手権で2勝目、バルスパー選手権では大会連覇を飾ってツアー3勝目を達成した。
石井忍(いしい・しのぶ)
1974年生まれ、千葉県出身。日本大学ゴルフ部を経て1998年プロ転向。その後、コーチとして手腕を発揮し、多くの男女ツアープロを指導。「エースゴルフクラブ」を主宰し、アマチュアにもレッスンを行う。
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