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- 女子ツアー“若年化”に拍車!?「スポンサー契約」解禁はアマ選手へ金銭的メリット以外に何をもたらすか
今年からゴルフ規則のアマチュア規定が変更され、今までなら考えられなかったアマ選手の企業プロモーション活動への露出が可能となりました。この変更はアマ選手にどんな影響を与えつつあるのでしょうか?
契約プロのお披露目会見にアマチュアが
アマチュア選手を使ったプロモーションの方法を企業があれこれと試行錯誤することが、この先、プロのツアー、特に若年化が進む女子の世界に影響が出ることになるのかもしれません。

今年1月からゴルフ規則のアマチュア規定が変更されて、アマチュアプレーヤーが企業と契約をすること、氏名や肖像を宣伝、広告のために使用することができるようになりました。
これを受けて、アジアパシフィックアマ、日本アマ優勝の中島啓太がマネジメント会社と契約。マスターズ開幕直前の4月6日には、テーラーメイドと複数年の用具提供契約を結んだことを発表しました。他にも10歳の須藤弥勒がゴルフ5と契約するなどの動きが出てきています。
そんな中、先週行われた女子ツアー、ヤマハレディースオープン葛城の練習日に「おやっ?」と思う写真を見かけました。大会主催者であるヤマハがサポートをしている契約選手をずらりと並べ、キャディーバッグとともに撮った毎年恒例の写真です。有村智恵、福田真未、永井花奈ら9人のプロに交じって端にいたのが、アマチュアの神谷そらでした。
麗澤瑞浪高校3年だった昨年、プロテストに挑んだ神谷でしたが、残念ながら最終テスト40位タイで不合格。次のプロテストへの準備をしていますが、アマチュアのままの立場を保っています。
その神谷が、他の契約プロと一緒にプロモーション写真にいたということは、ヤマハと契約したことを意味しているのでしょうか?
ヤマハ株式会社ゴルフHS事業推進部の吉田信樹事業推進部長に話を聞くと「そらさんにはずっとクラブを使ってもらっています。プロになったらサポートして契約する流れだという話はしていますが、まだ契約はしていません。今回のプロモーションに対しての対価は発生していないです。(契約プロと同様に)仲間の一人だということです」という意外な答えが返ってきました。
神谷は2019年から3年連続でヤマハレディースオープン葛城に出場しています。けれども、昨年まではプロと並んでプロモーション写真に写ることなどありませんでした。アマチュア規定が厳しかったからです。ヤマハのクラブを使用しているトップアマチュア”という立場でしかありませんでした。
けれども、今年は契約こそしていませんが、プロモーションという形でメーカーに協力することが可能になったわけです。
アマの金銭的負担が減る一方で契約先のメリットは?
ここからは、神谷の話とは違う一般論になります。日本の女子ツアーでは、主催者推薦という形でアマチュア選手が出場することが年々増えています。
本来プロの職場であるツアーに、多くのアマチュアを出場させることをこれほどプロ側が認めているのは、不思議な話です。日本女子オープンのようなオープン競技は別ですが、アマチュアが出場すれば、その分、プロの出場枠が減ることになるからです。ツアー側としては、プロの権利を守る必要があるのではないでしょうか。
もっとも、主催者である企業側からしてみれば、アマチュアを出場させることで、露出が増える可能性があるのは見逃せません。「プロの試合で上位に入ったアマチュアすごい」という文脈でメディアに取り上げられやすいからです。
有望なアマチュアとどんな形で付き合っていくのか。メーカー各社はこれまで、ジュニア時代のアマチュアと関係を深めていくことで、プロになった時に契約する土台をつくってきました。それでも、プロになった途端に、他社に契約を持って行かれてしまうケースは少なからずありました。
けれども、今回規則が変わったことで、プロになる前に本当の意味で“青田買い”することができるようになりました。
遠征費など、強くなればなるほど金銭的負担が重くなるアマチュアプレーヤーにとっては、ありがたい規則改正ではありますが、メーカー側もこれを上手に使うことを考え始めているはずです。
規則は1月に改正されたばかりなので、今後、ゴルフメーカーをはじめとする企業が、どんなふうに動くのかを見守る必要があります。その一例が、今回のヤマハと神谷選手のプロモーション活動だったと言えます。
アマチュアからプロになって比較的早い時期に活躍する選手が多い女子ツアーに、今回の規則改正後の動きはどう影響するのでしょうか。その行方を含めて、見守っていきましょう。
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