「ゴルフ会員権購入で腕前が上がる」って本当? その理由は?

ゴルフ会員権を購入してメンバーになると、予約がグッと取りやすくなるうえに割安なメンバー料金で回れたり、気の合うゴルフ仲間が出来たり、ゴルフ場主催のクラブ競技に参加できたり……と、多くのメリットがあります。でも、肝心の腕前は本当に上がるのでしょうか?

プレー回数が増えるとコースマネージメント力が確実にアップ

 一般的には予約が取りにくいとされる土日でもメンバー料金でプレーでき、さらに一生涯付き合えるような気の合うゴルフ仲間との出会いや、ほかのメンバーと技量を競い合うクラブ競技への参加など、ゴルフ会員権を取得すると始まるメンバーライフはゴルファーにとって実に魅力的。

メンバーになってプレー回数が増えると、コースマネージメント力も飛躍的にアップ? 写真:unsplash

 ゴルフ会員権の購入は、それなりのまとまった金額が必要となるわけですから、費用対効果として、これら多くのメリットがあって然るべきなのかもしれません。

 ゴルフ会員権取得の目的は人それぞれでしょうが、ここでやはり気になるのは、“会員権を買うと、ゴルフの腕前は本当に上がるのだろうか?”ということではないでしょうか。

 「会員権を買ってメンバーになると、大抵は予約が取りやすくなります。さらにビジター料金より安いメンバー料金で回ることができるので、プレー回数は必然的に増えますね」

 とは、ゴルフ会員権の取引を専門に行う加賀屋ゴルフ代表の前田信吾さん。

「行きたいときに、一人でも気楽にゴルフに行けるのがメンバーの特権。当たり前ですが、会員権を買うなら通い詰めたくなるぐらい魅力のあるコースを選ぶことが大事! プレー回数が増えれば、ゴルフは確実にうまくなります」

「初めてゴルフ会員権を検討されるお客さまから、『会員権を買って、同じコースを回り続ける魅力って何ですか?』という質問をよく頂戴します。僕は“コースは常に変化している”と思っています。同じコースを回るとしても、その日の天気やプレーヤーの体調等で、常に同じ状況でプレーに臨めることなんて滅多にありませんから」

「カッコいい言い方をすれば、ゴルフは自然との闘い、自分との闘いです。同じホームコースを懸命に回るからこそ、見えてくる違いがあります。攻める姿勢、考える力が着実に身につきます。そこで体得したコースマネージメント力は、ほかのゴルフコースを回るときにも必ず役に立ちます。プレー回数を重ねれば、意識しなくても自然と応用力が身についてくるんです」

パットとアプローチを磨けば必ずゴルフはうまくなる!

「プレー回数が増えればゴルフは確実に上達しますが、それだけがうまくなる近道ではないと僕は思っています。クラブライフを通してゴルフの腕前を上げたいのなら、練習環境が整ったゴルフ場をホームコースとして持つべきですね」と、さらに前田さん。

「ゴルフの上手下手は、アプローチやパターの技術がものを言います。アプローチやパターの腕を磨くためには、思う存分練習できる環境が必要です。近所の打ちっぱなしで思い通りの練習ができれば問題ないのでしょうけれど、それはそれでお金がかかります。メンバーになればコースを回らず、一日中アプローチやパットの練習に励むことも可能なんですよ」

長太郎CCの屋根付きドライビングレンジ 写真提供:加賀屋ゴルフ

 前田さんによると、会員権が500万円以上するような高額なゴルフ場は、コース自体が素晴らしいだけでなく、そのほとんどは練習環境も申し分ないのだとか。

「高いんだもん、全部そろっていて当たり前ですよね。たまに例外もありますが……。でもね、手ごろな価格でも練習環境がバッチリ整った魅力的なゴルフ場もあるんです」と言います。

 関東圏のゴルファーが会員権を求めるなら、「アクセスは自宅から車で片道1時間半程度までが許容範囲」と語る前田さん。住まいのある場所や道路事情にも寄りますが、比較的アクセスが良く、練習場が充実したコースなどあるのでしょうか。

「個人的に僕がいいなと思っているゴルフ場は、いつかありますよ。例えば長太郎カントリークラブ(千葉県・成田市)。250ヤードの屋根付きドライビングレイジにアプローチ練習グリーンが2面(バンカーあり。1面はメンバー専用!)と、申し分のない練習環境が整っています。メンバーなら、練習だけでも一日過ごせちゃう充実ぶりですよね。会員権価格は、諸経費込みで70万円程度(※4月下旬の相場)。決して高い買い物ではないと思います」

クラブ競技は大人になってからも味わえる「部活」

 コースデザインも練習環境も抜群で、さらに自宅から車で1時間程度だったり、電車やクラブバスを乗り継いでラクに行けるアクセス至便なゴルフ場をホームコースとして持つことは、ゴルファーにとって永遠の憧れとも言えます。

 でも実際は、こういった条件がすべてそろうゴルフ場ほど高額なのが世の常。

「コースが気に入り、練習環境もバッチリ。でも、自宅からは多少距離がある。そんなゴルフ場と出合ってしまったら、ちょっと視点を変えてみるのもいいと思いますよ」と、前田さん。

静ヒルズCCのアプローチ練習場には広いバンカーも! 写真提供:加賀屋ゴルフ

「例えば静ヒルズカントリークラブ(茨城県・常陸大宮市)。数々のトーナメントが行われるチャンピオンコースです。ここの練習環境は本当に素晴らしい。280ヤードあるドライビングレンジは最新の弾道測定器(トラックマン)の利用も可能で、プロのようにデータを取得することができます。ビデオ装置でスイングのチェックもできるんですよ」

「日本では数少ない本格的なアプローチ練習場もあります。3つのグリーンでは様々なライからの練習が可能。さらに、本コースと同じ高速グリーンを体感できるパッティンググリーン、本コースと同じグリーンを使用した全9ホールの『Par3コース』までそろっています。実際に僕もこちらで練習しますが、本当にサイコーです」

「自宅からちょっと距離があって毎週通うのが無理でも、ホテル併設のゴルフ場なら“ゴルフ合宿”という手があります。メンバーになれば気の合う仲間も増えますしね。静ヒルズの場合、併設のホテルは少々高めなので、近隣のほかのホテルを利用すれば出費を抑えられます。会員権価格は諸経費込みで75万円前後(※4月下旬の相場)。毎週は難しくても“ゴルフ合宿”ができるなら、ホームコースとして持つ価値は十分にあると思います」

 コースマネージメント力が知らず知らずのうちに磨かれたり、好きなだけパットやアプローチの練習を行うことができる夢のようなゴルフ環境が整えば、確かにゴルフの腕前は上がるようにも思えます。

 ビジターで楽しむゴルフではなかなか経験できない、ゴルフ上達の秘訣が用意されたメンバーライフ。サラリーマンでも手が届く、お手ごろ価格の会員権なら“検討してみる価値アリ!”なのかもしれません。

<監修>加賀屋ゴルフ代表 前田信吾さん

ゴルフ会員権取引を行う加賀屋ゴルフ代表取締役。ここ10年は、2日に1回の割合でラウンドを楽しむゴルフの達人(昨年は年間229回!)。独自の視点を生かしたゴルフ場の比較&検討に定評アリ。

長太郎CC&静ヒルズCCの練習施設を写真でチェック

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