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- プロ・競技アマも自ら判断できなかったルールは一般アマにも頻出! JGAのレフェリー出動件数トップ3
日本ゴルフ協会(JGA)は昨年主催した43競技(予選競技を含む)において行った315件のルーリング(プレーにおける規則上の判断や裁定)の分析結果を発表。プロや競技アマでも自分で判断できなかったのは、どのような状況であり、処置だったのでしょうか。
JGA主催43競技において最も多かったル―リングは?
日本ゴルフ協会(JGA)は昨年主催した43競技(予選競技を含む)において、26人のJGAオープンレフェリーが行った315件のルーリング(プレーにおける規則上の判断や裁定)の分析結果を発表。どの規則に関するルーリングが多かったのか。そのトップ3をオフィシャルサイトで紹介しています。
ちなみにJGAオープンレフェリーとは、JGAが新たなレフェリー人材の登用と育成を目的に、公募で採用したボランティアです。
実際の競技の現場でプレーヤーがレフェリーにルーリングを要請、つまりプレーヤーが自分では判断できなかったのは、どのような状況であり、処置なのか。発生件数が多かったルーリングのトップ3を見てみましょう。
第1位:異常なコース状態からの罰なしの救済(99件)
昨年、JGAのオープンレフェリーが処置したルーリングで最も件数が多かったのは、規則16.1「異常なコース状態からの罰なしの救済」に関する案件でした。
その内容ですが、JGAのオフィシャルサイトには「とくに、カート道路やマンホールなど動かせない障害物からの救済のためにレフェリーが呼ばれました」と記述。そのうえで、このルーリングは一般のプレーヤーでも最も遭遇する救済処置の一つとして紹介されています。
つまり、それほど基本的な規則であり、救済処置なのですが、どうしてルーリングの件数が多いのでしょう。
「動かせない障害物」による障害は、ボールが同障害物の上に止まっているときは、「障害の発生」に疑問の余地はありません。しかし、同じ障害でも、「意図するスタンス区域や意図するスイング区域の障害」は、意図するスタンスの向きやスイングによって、障害の有無が違ってしまいます。
例えば、「ここでは、左から大きなスライスでグリーンを狙いたい。でも、その場合、スタンスが動かせない障害物にかかるので、救済を受けたい」といったルーリングがあるのです。
もちろん、他にも「完全な救済のニヤレストポイントはどこ?」といった基本的なルーリングもあるのでしょう。
その結果、ルーリング件数が多いことについて、JGAのオフィシャルサイトでは「この規則の処置は難しくなることが多く、あまりルーズに処置をすると誤所からのプレーとなってしまうおそれがあります。1打を競う競技ゴルファーにとっては、基本的な処置ではあるものの、確実に処置を完了させるためにレフェリーに確認したいのです」と、プレーヤーが確認を求めることに理解を示しています。
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