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- 米ツアーでの騒動が2023年ルール改訂につながった!? 選手だけでなくレフェリーも喜んだ変更箇所とは?
今年の1月1日から施行された新たなゴルフ規則。いくつかの改訂箇所の中でもアマチュアもお世話になりそうで、なおかつプロ選手どころか競技委員まで喜んだ条項とは?
変更された規則9.3「自然の力が動かした球」の「例外」規定とは?
今年の規則改訂で処置が大きく変わった規則がいくつかあります。そのなかで、一般ゴルファーも無縁でなく、かつ知っていれば救いになるのが、規則9.3「自然の力が動かした球」の「例外」規定でしょう。
その規則文は、
「ドロップ、プレース、リプレースした後に止まっている球がコースの他のエリアに移動したり、アウトオブバウンズに移動した場合、その球をリプレースしなければならない:プレーヤーが元の球か別の球をドロップ、プレース、またはリプレースすることによってインプレーにした後で、自然の力がその止まっている球を動かす原因となり、その球が他のコースエリア、またはアウトオブバウンズに止まった場合、その球は元の箇所にリプレースしなければならない」とあります。
例えば、池などのペナルティーエリアからの救済で、1罰打の付加でドロップ(もしくは2度ドロップしても救済エリア内に止まらなかったためにプレース)したボールが、一旦止まってインプレーになった後、風や傾斜など「自然の力」によって動かされ、再度ペナルティーエリアに戻ってしまったとき。2022年までは、そのままプレーするか、再度1罰打を付加して救済のドロップをするしかありませんでした。
それが今年からは、救済エリアとは異なるエリア(常識的にはジェネラルエリアから、ペナルティーエリアやバンカー、OB)へ転がったボールは、無罰でリプレースしなければならない、となりました。
この規則改訂は、選手にとっては「大歓迎」だったでしょう。
また、実は競技委員(レフェリー)にも歓迎されているようですが、それは後述です。
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