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- ミスの原因を自己流で探るのはNG!? アマチュアの「過剰にスイング修正しすぎてる問題」とは?
ミスの原因を追求するあまり、あくまで「仮説」なのに、それを「修正」しすぎるアマチュアが結構います。そんなゴルファーに警鐘を鳴らすのは、200名以上のスクール生をレッスンするPGAティーチングプロA級・横山健司プロ。過剰なスイング修正に潜む大きな問題とは何でしょうか。
たった1球のミスを自分で「過剰な原因追求」しない
200名以上のスクール生をレッスンしていると、実に様々な練習風景や思考行動を目にします。
例えば練習中に1球ダフっただけで、スイングのあらゆる箇所が気になってしまうゴルファーもいます。同じ練習でも、続けて大ダフリしても気にせず「とにかくボールを打つ」ことに重きをおいた自己流ゴルファーとは対極な存在です。

PGAティーチングプロとしてレッスンを行う以上、限られた時間の中で少しでも有益な練習をして欲しいのですが「何でもかんでも仮説を立てて修正しようとする」のもいかがなものかと感じてしまいます。
特にラウンドでは、コースレイアウトや自分の調子など「その日の状況」に合わせた最善なプレーが求められます。まるで漫画に出てくる改造人間のように、何もかも改造しまくって練習の終わりごろにできたスイングはコースで実行できないことが多いのです。
練習中にミスの原因を考えることは、上達に欠かせない思考の一つです。しかし、プレー「全体の傾向」を見ながら優先順位を見て修正しなければ「木を見て森を見ず」になってしまいます。
「連続写真の一コマ」を考えるよりスイング全体の流れでボールを打つ
スマホが普及したおかげで、スイング動画が練習中に手軽に撮影できるようになった反面、まるで「連続写真の一コマ」をコピーするようにスイングを考えるゴルファーが多くなったような気がします。
確かにスイングに「決まった形」を求めることは非常によいのですが、たった1球ミスしただけで「体が伸び上がった」、「ヘッドアップした」などと理由をつけて、すぐにスイングを修正してしまうのは大きな問題です。

確かにミスした時のフォームはカッコ悪いのですが、そもそもボールにしっかり当てる感覚やリズム、タイミングが身についていないだけかも知れません。
例えば大ダフリやチョロなどのミスが出ているなら、1球ごとにミスの原因を考えて修正するよりも、ハーフスイングなどで「ボールに当たる感覚」を作る方が効果は高く実践的です。力の入れ具合やタイミングを整えて、「とりあえず当てる」ことに慣れるのも立派な練習です。
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