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- ユーティリティはアイアン型とウッド型どっちがいい? プロに人気のスリクソン「ZX MkII」2機種で試打比較
アイアンでは打てない長い距離をやさしく打てる番手として、多くのゴルファーが使用しているユーティリティ。男子プロはアイアン型を好み、女子プロはウッド型を使う選手がほとんどだが、果たしてアマチュアはどちらを使うべきか。ゴルフライターの鶴原弘高が、メーカー各社の新製品を比較試打して性能を検証する定例企画「ギアくら―Gear Comparison club―」。今回は、スリクソンの2モデルを弾道計測しながら試打検証します。
そもそも“ユーティリティ”なの? “ハイブリッド”なの?
フェアウェイウッドとアイアンの間を埋めるクラブであり、ロングアイアンの代わりに使えるクラブのことを日本では一般的に“ユーティリティ”と呼んでいます。一方、欧米ではこのジャンルのクラブを“ハリブリッド”と呼ぶことが多いです。
とはいえ、メーカーによってジャンル分けや呼び名はさまざまで、ユーティリティ・メタル、ハイブリッド・アイアンなんていう呼称を採用しているメーカーもあります。厳密な決まりはないのですが、スリクソンの場合は以前からアイアン型を“ユーティリティ”、ウッド型を“ハイブリッド”として呼称によって明確にカテゴライズしています。

スリクソンは、昔からアイアン型の“ユーティリティ”に定評のあるメーカーです。ご存じのとおり、スリクソンはアスリート向けブランドですが、長年にわたって男子プロや競技ゴルファーに好まれる性能のユーティリティを生み出してきた歴史があります。過去のモデルはヘッドの大きさや形状を変えつつ進化してきましたが、おしなべて高い評価を受けてきました。
そんなスリクソンにもウッド型の“ハイブリッド”が用意されています。こちらは女子プロやアマチュアに人気で、ドライバーやフェアウェイウッドで採用されているテクノロジーを取り入れながら進化してきました。
最新モデルの「ZX MkII ユーティリティ」と「ZX MkII ハイブリッド」を打ち比べると、どんな違いがあるのか。今回は、クラブの弾道特性や操作性についてもレビューしていきます。
お手本のようなアイアン型と、前作より構えやすくなったウッド型

■構えてみると:
アイアン型「ZX MkII ユーティリティ」は、スリクソンのアイアン形状を引き継いだモデル。ヘッドサイズは小ぶりですが、ゴルファーが萎縮してしまうほど小さいわけではありません。ほぼストレートといってもいいぐらいですが、ほんの少しだけグースも付けられています。ソール幅は広めになっていて、ヘッドの見た目だけでも4番アイアンよりは数段やさしく打てそうに感じられます。
アイアンとのつながりがいいし、「ラインを出して狙っていけそう!」なイメージが沸きます。まさにアイアン型ユーティリティのお手本のようなモデルです。

ウッド型の「ZX MkII ハイブリッド」は、ヘッドの見え方が前作の「ZX ハイブリッド」からずいぶん変わりました。前作は光沢のあるブラック塗装のクラウンにスリットが入っていましたが、新作はマットブラック塗装になってスリットもなくなっています。クラウンの見た目がクリーンになっただけでなく、ネックからフェースにつながるラインや、トップラインの見え方もスマートになりました。間違いなく、前作よりも構えやすく進化しています。
ヘッドのトウ側にボリュームがあり、なおかつ適度にグースが付けられているため、ウッド型でもダウンブローに打っていけそうに感じられるところも特徴的です。
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