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やっぱりアイアンはブリヂストン!? 話題の「242 CB+」アイアンを徹底試打して売れている理由を探ってみた!
様々なランキングで売り上げ1位を記録しているブリヂストンゴルフの「242 CB+」アイアン。話題のアイアンをゴルフイラストレーターの野村タケオさんが徹底試打、売れている理由を探ってくれました。
「インナーポケット」がもたらす抜群の打感と弾き感
みなさんこんにちは、ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。ブリヂストンゴルフのアイアンが売れているらしいです。「242CB+」がアイアンの売り上げで1位になったのだとか、いや~スゴいですね。
一体「242CB+」はどんなアイアンで、どんなところがアマチュアに支持されているのでしょうか。めちゃ気になるので、お借りしてコースで打ってみました。
ブリヂストン「242CB+」アイアンは軟鉄鍛造でヘッド下部にインナーポケットと呼ばれる空間が設けられています。そのため軟らかい打感と共に少しの弾き感がプラスされています。インナーポケットの中心部分にはリブを設け、フェースがたわみすぎず、しっかりした打感になるように考えられています。
ソールは芝への当たりと滑りのバランスを追求し、ミスに強いラウンド形状となっています。安定したソールコンタクトと抜けを可能にし、ソールを滑らせてクリーンに打つゴルファーに向いた設計となっています。
バックフェースのデザインはシンプルで「B」マークと「242CB+」のロゴが刻印されています。ヘッドはあまり大きくありませんが、小さくもなくちょうどいい感じ。トップブレードも適度な厚みで構えやすく、オフセットも少しだけあって優しそうに感じます。とてもキレイな形状のアイアンですが、安心感もありますね。
優しさもあるけど操作性も高い
打ってみると、打感は軟らかいです。フェース裏に空間があるような感じは全く感じず、1枚ものの軟鉄鍛造アイアンを打っているのと同じような感覚。いわれなければ、インナーポケットの存在に気付かないんじゃないかな。ただほんの少しだけ弾き感というか、たわみを感じるので「いわれてみれば空間があるのかな」という感じです。
弾道は結構高めになりました。7番で31度というロフトなのですが、しっかりと高さが出ます。飛距離はロフトなりですが、ほんのちょっと弾くぶんだけ飛ぶという感じもしますね。ただ飛び系のアイアンではないので、飛距離はあまり期待しない方がいいです。
ソールの形状はいいですね。そこまで幅広ではないのですが、ラウンド形状がしっかりと芝の上で滑ってくれます。余程のダウンブローでない限りは気持ちよく抜けてくれますね。地面との当たり方も気持ちいいです。ただやはり上からクラブが下りてくる人よりは、少しシャローにクラブが入る人の方が相性はよさそうです。
ミスヒットにも結構強い。打点がずれても打感の軟らかさはあるし、飛距離の落ち込みも少ないです。これはインナーポケットの効果なんでしょうね。下目のヒットでもボールはある程度上がってくれるし。
そして操作性も悪くないです。小さいヘッドではないですが、重心距離はそんなに長くなさそうなので、多少は球筋を操れます。
今回は5番からPWまでを使わせてもらったのですが、5番が打てるかな~と少し心配していたのですが、かなり優しく打てて驚きました。実は4番と5番にはソールにタングステンが埋め込まれていて、低重心化されています。地面からでもボールが上がってくれて、飛距離もしっかり出ていました。この辺りはよく考えられていますね。
1ラウンドがっつりと「242CB+」アイアンを使いましたが、かなり完成度の高さを感じました。誰でも簡単に打てて飛ばせるオートマチックなアイアンではないですが、優しさと操作性、打感などの感性の部分も持ち合わせたとてもいいアイアン。この辺りが売れている理由なんでしょう。
真剣に取り組んでいるゴルファーなら、100切りから70台を目指す方まで幅広く使えそう。いろいろと丁度いい高性能なアイアンなんじゃないかと思います。ぜひ一度試打してみてください。
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