ブレードや小型マレットに人気集中！ 長尺パターも高値安定　2024年11月の中古パター売れ筋ランキング

　予算を抑えてクラブ購入ができるありがたい存在「中古ショップ」。今、現在、どんなクラブが売れているのでしょう？ 中古ショップ「ゴルフドゥ」で、中古クラブのランキングを教えてもらいました。今回のテーマは2024年11月の中古パターです。

　他のクラブと異なり、パターに関してはランキングが非常に僅差なため、圧倒的に売れているモデルはないという印象です。多くの人に求められても、在庫がそろわないという悩みもあるようです。

　ランクインしている商品は入れ替わっていますが、前回同様に大型ヘッドのモデルの上位ランクインが少ない印象を受けました。

　ゴルフドゥ花金井店の店長・岡部昭人さんは全体的な傾向について「前回ほどではありませんが、今回も大型ヘッドが少ないですね。5位の『バンドン』や7位の『Teron』、9位の『TRUSS』以外は、ブレードタイプか小さめのマレット形状です。お客様の声を聞くと『大きなヘッドだと全体重量も重めで、タッチや距離感が合わない』という方が結構いらっしゃいます」

「ある程度、ラウンドしているベテランの方が『小さいヘッドのモデルを色々試してみたいから』と探しに来られることも多かったです。また古いパターもまだまだ人気と感じます。2位の『オデッセイ ブラック・シリーズ＃9』は2009年発売。前回、首位になった『オデッセイ ホワイト・アイス＃9』も同年発売でしたので、この年に発売されたオデッセイのパターは未だに人気があるものが多いのかもしれません」

「価格的にも抑えられているので、人気が高いのだと思います。ただし、古いモデルはグリップの状態に注意が必要です。ボロボロの場合はグリップ交換してから販売するものがほとんどですが、念のため、チェックをお忘れなく」と話してくれました。

　古くてもニーズがあるのがパターです。自宅に眠っているものがあれば、査定だけでも出かけてみましょう。

　米国ピン本社にある歴代のウイニングパターを黄金で製作・保管する貯蔵庫「VAULT(ヴォルト)」の名を冠したシリーズ。こちらはアラインメントに優れたミッドマレット形状。ソフトで繊細な打音と打感で、思い描いたラインに乗り、最高の結果を導き出します。2018年7月発売。中古価格相場:1万5880円～2万3880円（税込　み）

　日本ツアーからのフィードバックをもとに、プロの求めるタッチ、距離感、スピード、方向性すべてを備えたシリーズ。＃9はL字とマレットを融合させた形状で、石川遼プロが愛用したことでも知られ、現在でも使用を続ける選手もいる名器と評価されています。2009年4月発売。中古価格相場:6900円～1万880円（税込み）

「VAULT」の名を冠したパターには、勝利をつかむためのあらゆる技術が注ぎ込まれ、工芸品のような気品をも身にまとい、最高品質の完全削り出しによって造られた高い精度が特徴です。パイパーCは鈴木愛選手が愛用し、人気を集めたセンターシャフトのモデルです。2018年7月発売。中古価格相場:1万4880円～2万4700円（税込み）

「ハイドロブラスト製法」で高級感のある光沢が魅力とされるシリーズ。三角形のネック形状「トラスヒール」をコンパクトにした「ツアートラスヒール」を搭載。フェースの開閉がしやすくなり、操作性も向上。スムーズなイン・トゥ・インストロークへと導きます。2021年6月発売。中古価格相場:1万5880円～3万6880円（税込み）

　ツアーからインスピレーションを受けて誕生した「ダブルウィング形状」。「ハイドロブラスト製法」による高級感のある光沢も魅力です。コンパクトな「ツアートラスヒール」は、インパクト時のパターフェースの安定性を高め、スムーズなストロークへと導きます。2021年6月発売。中古価格相場:1万4880円～2万9898円（税込み）