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4番ウッドの使い勝手が“めちゃいい”って本当!? ピン「G440 MAX FW」を試打して分かった3番との違いとは?
あまり注目されることがない「4番ウッド」。3番ウッドの難しさに心が折れているゴルファーの救世主になるのか、ゴルフイラストレーターの野村タケオさんがピンの最新モデルで検証してくれました。
3番ウッドのロフト調整とは全く異なる存在
みなさんこんにちは、ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。みなさんのバッグに3Wは入っていますでしょうか。そもそも打てないので入れていないという人も多いと思いますが、入っていてもしっかりと距離を打てる人は少ないと思うんですよね。
そんな人に超オススメなのが4番ウッド(4W)です。3番ウッド(3W)よりも球が上がりやすく、キャリーも出るのだとか。ピンのG440シリーズに4Wがラインナップされているので、本当に簡単に打てるのかコースで試してみました。
僕が今回試したのはピンの新製品「G440 MAXフェアウェイウッド」シリーズの4Wです。いわゆる「バッフィー」というやつですね。

実は最近、どこのメーカーもあまりこの4Wを販売していなかったんですよね。3W、5W、7Wって感じで、だいたい奇数番手のラインアップでした。最近のフェアウェイウッドはカチャカチャの調整機能でロフトが変更できるので「それでロフトは調整してね」的な感じだったのでしょう。
しかし厳密にいうと調整機能でロフトを変えるとフェースアングルが変わったりするんですよ。なので、やはり最初からロフトが違うものがあるというのはいいことだと思います。

では「G440 MAXフェアウェイウッド」の3Wと4Wは何が違うのでしょうか。ロフトは3Wの15度に対して4Wは17度と2度ほど寝ています。クラブ長はどちらも43インチと同じ。ライ角も標準だと57.5度と同じです。ヘッド体積は3Wが186ccで4Wが180ccなので、ほぼ同じといってもいいぐらいです。
ということは、ほぼ同じようなクラブでロフトが2度寝ているだけなんですね。たったそれだけの違いで、3Wと4Wは弾道や距離に違いが出るのでしょうか。
3番ウッドより簡単で飛距離も遜色ない
さっそくコースで打ってみました。シャフトは純正の「PING TOUR 2.0 CHROME 65S」です。
構えた感じはほぼ3Wと同じくらいなのですが、少しだけフェース面が多く見える気がします。でも特に優しく見えるわけではなかったですね。
しかし打ってみるとこれがビックリ。ボールをしっかりと拾ってくれる感じで、打ち出しから明かに高弾道になります。3Wでは中弾道くらいにしかならないのに、4Wでは簡単に高弾道になるんですよ。

シャフトは手元側がまったりとしなる感じでタイミングが取りやすいのですが、特に先が動く感じはありません。球を上げてくれるタイプのシャフトではなさそうですが高弾道になるんですよね。これが同じ純正シャフトでも、もう少ししなりの大きい「ALTA J CB BLUE」だったらもっと簡単に高弾道になるでしょうね。
そして、飛距離もしっかり出ているんですよ。高弾道なのでキャリーがしっかり出るんです。
パー5の2打目で使ったのですが、レイアップのつもりで打ったのにグリーンまで7~8ヤードのところまで飛んでいて驚きました。きっと中弾道の3Wよりもキャリーは飛んでいると思います。

トータル飛距離を考えると、平坦や打ち下ろしのホールだとランを考えれば3Wの方が少し出るのかもしれませんが、4Wでもあまり飛距離は変わらないかもしれません。
特にヘッドスピードが40~43メートル/秒ぐらいなら4Wを使ったほうが確実に飛距離を稼げるような気がします。もっとヘッドスピードの速いパワーヒッターならばロフト15度の3Wでもしっかりキャリーが出せるのでしょうが、一般ゴルファーであれば4Wの方がいいんじゃないでしょうか。
ピンの「Gシリーズ」ですからミスヒットにも強く、曲がり幅も少ない。スピン量も適度な感じで飛ぶので、グリーンを狙ったとしても止まりそうです。ロフトがたった2度違うだけでここまで扱いやすく、武器になるクラブになるのかと驚きました。
3Wはバッグに入っているけど、実際はうまく打てないので使っていないという人や、そもそも3Wは入れていないという人で、でも飛距離の出るクラブは欲しいということなら、この4Wは超オススメです、ぜひ一度試してみてください。
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