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新作・低スピンドライバーはどれが買い!? 「Qi35」「エリート」「G440」のLSモデルをHS46m/sで試打比較
年初はテーラーメイド、キャロウェイの新作ドライバーがゴルファーの話題をさらうのが恒例となっていますが、今年はピンも同時期の発表、発売ということで、まさに群雄割拠の状況。どれを買おうか迷いに迷っている人に、プロコーチの奥嶋誠昭氏の詳細インプレッションをお届けします。
ロフト9度、標準シャフトのフレックスSをHS46m/sで試打計測
球が吹け上がってしまうゴルファーやハードヒッター向けのモデルとして、多くのメーカーが低スピン弾道を打ちやすいドライバーを用意しています。もちろん、今年2月に発売されたテーラーメイド「Qi35」、キャロウェイ「エリート」、ピン「G440」の各シリーズにもその類のモデルがあります。今回はツアープロのコーチでありつつ、ギアの性能やクラブフィッティングにも詳しい奥嶋誠昭氏に新作の試打を依頼。3社の低スピンドライバーを比較試打してもらいました。

試打クラブは、テーラーメイド「Qi35 LS」、キャロウェイ「エリート ◆◆◆(トリプルダイヤモンド)」、ピン「G440 LST」です。ロフトは9度、シャフトは標準採用のフレックスSで統一し、奥嶋コーチにはヘッドスピード46m/s前後に揃えて試打してもらいました。
※「Qi35 LS」のシャフトは「Diamana BLACK TM60」、「G440 LST」は「PING TOUR 2.0 CHROME」となっています。
Qi35 LS:やさしく進化していて、思ったとおりの球が打てる
「オフセンターで打っても当たり負けしない。前作よりも格段にやさしい」というのが、試打した奥嶋コーチのファーストインプレション。

新作「Qi35」シリーズは、各モデルのヘッド慣性モーメント値が向上しているのもウリのひとつ。ヘッドが洋ナシ型で投影面積の小さい「Qi35 LS」でも、打ってみるとやさしさの向上を実感できるそうです。「前作『Qi10 LS』では、トゥヒットしたときにドロップチーピンのような“魔球”が出ることもありました。それが新作だとフックの弾道くらいで持ちこたえてくれる。ヘッド挙動と球筋の操作もしやすく、間違いなくゴルファーにとって使いやすく進化しています」(奥嶋コーチ)。
エリート ◆◆◆:ボール初速性能が高く、スピン量も最小限に収まる
「エリートのスタンダードモデルを試打したときと同じく、僕が打つとフェースが戻りきらない感覚がありました。そのせいで右に飛び出しやすいのですが、不思議とボールはフェアウェイの幅に収まってくれます」(奥嶋コーチ)。
キャロウェイ独自のAIフェースによる弾道補正は、上級者向けの低スピンモデルでも効果を発揮してくれるようです。「特筆すべきは飛ばしやすさです。平均すると3モデルのなかでいちばんボールスピードが速く、スピン量も少なかった」(奥嶋コーチ)。飛びのポテンシャルが高く、なおかつ弾道の着弾点を揃えてくれるのが長所。曲げずに飛ばしたいアマチュアには強力な武器になってくれそうです。
G440 LST:シャープに振り抜けて、低スピンでも球のつかまりがいい
「前作の『G430 LST』よりも、ヘッドの振り抜き感が格段に良くなっています。スピードを上げられる感覚がありつつ、低スピンのモデルでもピンらしい弾道安定性が保たれているのが魅力です」(奥嶋コーチ)。
ヘッドの重さを感じることなく振り抜けるのが、『G440』シリーズの大きな進化ポイント。LSTは、同シリーズのMAXよりもヘッドの操作をしやすく、打ち出し角が低めの低スピン弾道になるのが特徴です。また「今回試打した3モデルのなかで、もっとも球をつかまえやすかったのも『G430 LST』」(奥嶋コーチ)とのこと。低スピン系のドライバーにありがちな、球のつかまりの悪さも解消されています。
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